NEWS / REPORT - 2025.9.29

「お父さん お母さんへ ハンセン病療養所で書かれたある少年の手紙」(国立ハンセン病資料館)レポート

展示風景より

展示風景より

展示風景より、「中学生時代 病気を早く治したい」。国の隔離政策は、患者が子供であっても容赦なく家族のもとから引き離した

展示風景より、「中学生時代 病気を早く治したい」。手紙や関連資料のほか、勝彦さんからの聞き取りをもとに描かれたイラストレーションもあわせて展示されている

展示風景より、「高校生時代 社会復帰への不安」

展示風景より、「高校生時代 社会復帰への不安」

展示風景より、「お父さん お母さんへ 家族への想い」。手紙のなかには、勝彦が観た映画の感想や、それを両親に勧めるような内容もあった。家にいれば気軽に話せるであろう他愛もない話も、容易ではなかったことがわかる

展示風景より、「お父さん お母さんへ 家族への想い」

長島愛生園で過ごした高校時代の原風景 2000頃 紙に水彩色鉛筆 個人蔵
写真提供=国立ハンセン病資料館

展示風景より。療養所からの手紙がまとまって残されているケースは滅多にないという。勝彦の母が息子からの手紙を手離さなかったのは、隔離された息子への愛情ではないか

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編集部