2026.6.4

「Art Fair Nakanojo 2026」が開催へ。37組の作家が参加、作品購入や交流の場に

群馬県中之条町で、「Art Fair Nakanojo 2026」が開催される。会期は6月13日〜21日。

三梨伸の中之条ビエンナーレ2025での展示風景
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前回は約500点の作品を販売

 群馬県中之条町で、「Art Fair Nakanojo 2026」が6月13日から21日まで開催される。本フェアは、今回も1885年創業の旧廣盛酒造を会場として実施。蔵元としての役割を終えた後、建築家の福島慶介と松葉邦彦によってリノベーションされた歴史的建築だ。

 中之条町は、国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ」の開催地として知られる。2007年に始まった同芸術祭は2025年に第10回を迎え、累計入場者数は延べ50万人を記録。芸術祭を契機に移住したアーティストがアトリエやアートスペースを開設するなど、地域に根差した文化活動が広がっている。

 そうした流れのなかで誕生したのが「アートフェア中之条」だ。2024年に県外から移住したアーティストらを中心にスタートし、前回は約500点の作品を販売。アートフェアに馴染みのなかった地域住民が作家と直接対話しながら作品を購入する姿も見られたという。フェアは「作品を観る」だけでなく、「買う」ことを通じてアートと地域をつなぐ機会を創出している。

37組のアーティストが参加

 今年は37組のアーティストが参加。絵画、彫刻、ドローイング、ライブペイント、パフォーマンスなど多様な作品が展示・販売される。会期中には作家の在廊も予定されており、来場者はアーティストと直接会話しながら作品を購入することができる。

参加作家一覧
西島雄志が中之条ビエンナーレ2025で展示した狼の彫刻《真神》

 出品作家には、銅線を用いた彫刻で知られる西島雄志や、2025年に群馬県立近代美術館で個展を開催した水野暁が名を連ねる。また、中之条と深い関わりを持ちながら活動したスタン・アンダソンや三梨伸の作品も特別展示・販売される。

 会期中には関連イベントも実施される。中之条や各地でアートスペースを運営する作家やキュレーターによるトークイベント「アーティストがつくる場所」のほか、住宅や店舗へのアート導入をテーマとした相談会、ライブペイントやパフォーマンス公演などを予定。地域芸術祭から育まれた中之条のアートシーンの現在地を体感できる9日間となりそうだ。