クリスティーズ秋季オークション開幕。2セールで総額1070億円を記録
ニューヨークで開幕したクリスティーズ秋季オークションは、初日の2セールで総額1070億円を超える落札を記録した。

クリスティーズは、ニューヨークで開催された秋季オークションの開幕夜において、2本の主要セールを実施した。2つのセール合計で総額6億8979万5000ドル(約1070億円/手数料込み、以下同じ)を記録し、落札率はロット数で96パーセント、金額ベースで97パーセントに達した。
最初に行われた「The Collection of Robert F. and Patricia G. Ross Weis」では、20世紀美術を代表する作家の作品が多数出品され、総額2億1806万6600ドル(約338億円)を計上。出品作の約半数が最低推定価格を上回るなど、力強い需要が示された。
同セールのトップロットとなったのは、マーク・ロスコ《No.31 (Yellow Stripe)》(1958)。約4分40秒におよぶ激しい競り合いの末、電話入札者が6216万ドル(約96億3700万円)で落札した。本作はクリスティーズのライブオークション史上、オンライン入札額としても最高額を記録している。また、パブロ・ピカソによるマリー=テレーズ像《La Lecture》(1932)は4548万5000ドル(約70億5200万円)で落札され、同セールを代表するもうひとつのハイライトとなった。










