「ART TAIPEI 2025」が開催。規模を拡大し「台北アートウィーク」も同時開催

　第32回目の開催となる「ART TAIPEI 2025」が、台北世界貿易センターで開催される。会期は10月24日〜27日。

 「ART TAIPEI 2025」には、6の国と地域から120軒以上のギャラリーが参加予定。台湾国外からはDE SARTHE（香港、スコッツデール）、Gana Art（ソウル）、Gallery Baton（ソウル）、Hanart TZ Gallery（香港）、Kwai Fung Hin Art Gallery（香港）、ペロタン（パリ、香港、ニューヨーク、ソウル、東京）、SCAI THE BATHHOUSE（東京）といった著名ギャラリーが参加。台湾のアートコミュニティと来場者との交流を深め、台湾と国際関係の現代美術交流の場として機能する。

　さらに、今年は映像表現を特集するセクションを開設。社会における技術の役割や文化的考察を提示する。また、台湾原住民族文化発展センターと協働し、台湾の先住民族アーティストの発表の場をつくり、展示やディスカッションを通じて多文化共生について考える。

　また、開催に併せて「台北アートウィーク」も10月18日〜11月2日に開催。昨年より規模を拡大し、市内全域にわたって8つの展示ゾーンと8つのテーマプロジェクトを展開。70を超えるギャラリー、美術館、アート機関、アーティストスタジオと協働する。市内の文化拠点を巡る特別バスツアーが行われる。加えて、第2回となる「台北アートウィーク・フォーラム」も開催。アジアのアートの役割について議論する予定だ。