メトロポリタン美術館、初のVRプログラムで古代エジプトとオセアニアへ。「Dendur Decoded」と「Oceania: A New Horizon of Space and Time」公開
メトロポリタン美術館が、同館初のバーチャルリアリティ(VR)プログラム「Dendur Decoded」と「Oceania: A New Horizon of Space and Time」を発表した。

ニューヨークのメトロポリタン美術館(The Met)が、バーチャルリアリティ(VR)を活用した新しい鑑賞体験を発表した。
「Dendur Decoded」と「Oceania: A New Horizon of Space and Time」と題された2つのVR体験では、同館を象徴する古代エジプトの《デンドゥール神殿》と、マイケル・C・ロックフェラー・ウィングに展示れるオセアニア美術の作品群、オンライン上で体験できる。
「Dendur Decoded」は4幕構成。「第1幕:デンドゥールを探索」から始まり、「第2幕:ヌビアのデンドゥール」ではデンドゥール神殿のもとの場所であるナイル川西岸と、それがどのように解体されたかについてを学ぶことができる。また「第3幕:デンドゥールの再建」では、ユーザーが神殿の一部を仮想的に再構築し、メトロポリタン美術館が1978年9月27日に一般公開した展示室でどのように遺跡を組み立て直したかを追体験できる。「第4幕:省察」では、過去のメットライブアーツ公演と、現代アーティストたちがこの神殿から受けたインスピレーションを紹介。音声メモを通じて個人的な考察や所感を残すオプションも用意されている。








