2026.2.9

MoN Takanawa: The Museum of Narrativesの開館記念特別公演として「MANGALOGUE:火の鳥」開催決定。マンガを“浴びる”新しいライブ体験とは?

3月28日に開館するMoN Takanawa: The Museum of Narrativesの開館記念特別公演として、新たなマンガ体験を提示するライブパフォーマンス「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」が開催される。

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 3月28日に高輪ゲートウェイエリアに開館するMoN Takanawa: The Museum of Narratives。その開館記念特別公演として、新たなマンガ体験を提示するライブパフォーマンス「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」が開催される。会期は4月22日から5月16日まで。会場はTAKANAWA GATEWAY CITY内に設けられたシアター空間「Box1000」だ。

 本公演は、マンガを映像化・舞台化するのではなく、「読む」という行為そのものを上演形式へと拡張する試み。巨大LEDスクリーンを備えた約1000平米の空間に、マンガのコマや言葉を時間の流れに沿って映し出し、観客はページを読み進めるプロセスを空間的に追体験する。個人の読書体験として親しまれてきたマンガを、同じ時間と場を共有する「ライブ体験」へと転換する点が特徴だ。

 ナビゲーターとして登場するのは、先端にカメラを備えたロボットアーム。マンガのコマをなぞるように動くその視線がリアルタイムでスクリーンに投影され、観客は物語の進行を機械の「眼」を通して共有する。テクノロジーと身体性、集団性が交差する構造が、従来の鑑賞形式とは異なる没入感を生み出すという。

上映イメージ

 題材となるのは、手塚治虫による不朽の名作『火の鳥 未来編』。西暦3404年を舞台に、“永遠の命”をめぐる物語を通して人類の文明と「いのち」の行方を描いた本作は、1967年の発表以来、未来社会への鋭い洞察を含む作品として読み継がれてきた。AIや環境問題が現実の課題として迫る現在、その問いはあらためて切実な響きをもって立ち上がる。

 本公演では、手塚プロダクションの協力のもと、LEDシアターでの上映を前提に新たに着彩された100点以上の原稿を使用。約60年前に描かれた白黒原稿をもとに、原作の線やページ構成を尊重しながら、一枚ずつ色彩が施されている。紙面とは異なるスケールと環境で提示されることで、線の力や色の広がりをこれまでにない距離感で体感できるという。

手塚治虫『火の鳥 未来編』
着彩原稿

 なお、本公演には豪華声優陣とともに、ロボットアームと並走しながら物語を読み進めるキャスト「MANGALOGUER(マンガローガー)」が出演予定で、詳細は順次発表される。チケット情報も含め、最新情報は公式サイトで随時公開される予定だ。