クィア・アートの国際展「Spectrosynthesis」、2027年に東京都現代美術館で開催へ
アジアを中心にクィア・アートの歴史と現在を可視化してきた国際展「Spectrosynthesis」が、2027年に東京都現代美術館で開催される。

香港出身のコレクター/アートパトロン、パトリック・サンが設立したサンプライド財団による国際的なクィア・アート展シリーズ「Spectrosynthesis(スペクトロシンセシス)」が、2027年2月6日〜5月16日の会期で東京都現代美術館にて開催される。
「Spectrosynthesis」シリーズは、アジアにおけるクィア・アートの歴史と現在を可視化し、多様性および平等の推進を目的とした国際プロジェクトとして高い評価を得てきた。2017年の台北当代芸術館での初回展を皮切りに、2019〜20年のバンコク文化芸術センター、2022〜23年の香港・大館コンテンポラリーへと続き、2026年3月からはソウルのアートソンジェセンターで第4回展が開催予定である。
今回、東京都現代美術館と協働して行われる第5回展では、日本および周辺アジア地域のLGBTQ+コミュニティを取り巻く社会状況に光を当てつつ、国際的な視野からジェンダーやセクシュアリティをめぐる現代的課題を掘り下げる。展示はサンプライド財団のコレクションを中心に、国内外のアーティストによる借用作品や本展のために制作される新作によって構成される予定だという。
