2025.10.17

今週末に見たい展覧会ベスト14。「オスジェメオス+バリー・マッギー」展から「SIDE CORE」展まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「オスジェメオス+バリー・マッギー One More 展」の展示風景より
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もうすぐ閉幕

 「名もなき実昌×梅沢和木 企画展「MAD IMAGE」(ミヅマアートギャラリー

MAD IMAGE 展覧会メインビジュアル デザイン:八木幣二郎

 東京・新宿にあるミヅマアートギャラリーで「名もなき実昌×梅沢和木 企画展『MAD IMAGE』」が開催されている。会期は10月18日まで。

 本展は、名もなき実昌梅沢和木による共同キュレーションによるグループ展。インターネットを中心とするイメージや情報、そしてそれらを媒介としたコミュニティのあり方に注目した16名のアーティストによる表現が集結する。展示はペインティング、立体、映像、サウンドインスタレーションなど多岐にわたり、ジャンルや世代を超えた多様な表現が交差したものとなっている。

 出展者は、息継ぎ、imoutoid、梅沢和木、OIRA、奥村美海GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE、ク渦群、劇団イヌカレー・泥犬、渋田直彰、名もなき実昌、竹久直樹、脳極結仁、長谷川明日煕、福地英臣、八木幣二郎、Yamato Yoshioka。

会期:2025年9月12日~10月18日
会場:ミヅマアートギャラリー
住所:東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2階
電話番号:03-3268-2500
開館時間:12:00~19:00
休館日:日月祝
料金:無料

アレックス・カッツ「Four Seasons」(SCAI PIRAMIDE)

アレックス・カッツ Summer 17 2023 麻に油彩 121.9 × 182.9 cm Alex Katz is represented by GRAY Chicago/New York

 東京・六本木のSCAI PIRAMIDEで、今年98歳を迎えるペインター・アレックス・カッツの個展「Four Seasons」が開催されている。会期は10月18日まで。

 カッツが2022年に始めた最新シリーズ「Seasons」は、四季の移ろいを即興的な手法でとらえ、iPhoneで撮影したスナップショットと簡単なスケッチから、広いキャンバスへと変換されるもの。制作においては即時性を優先し、知覚を時間的な行為と捉えるというカッツの信念を反映している。

 東京で90年代以来の公式個展である本展では、同シリーズより、春夏秋冬の四季を描いた作品が展示されている。カッツによる特有の色彩とストローク、リアリズムを直に見ることができる機会だ。

会期:2025年8月29日〜10月18日
会場:SCAI PIRAMIDE
住所:東京都港区六本木6-6-9
電話番号:03-6447-4817
開館時間:12:00〜18:00
休館日:日月火水祝日
料金:無料

「アートサイト名古屋城2025」

川田知志《結構のテクトニクス》 「アートサイト名古屋城2025」展示風景 撮影=ToLoLo studio

 2023年よりスタートした、名古屋城を舞台にしたアートプロジェクト「アートサイト名古屋城」が開催されている。会期は10月19日まで。レポートはこちら

 アートサイト名古屋城は、名古屋城が取り組んでいる「保存・活用」に着目するプロジェクト。3年目となる今回は、第1回目と同様「保存」に注目し、「結構のテクトニクス」をテーマに掲げている。

 会場は、本丸御殿や天守閣の北西に設けられた曲輪である「御深井丸(おふけまる)」。ここに、フレスコ画を中心に古典から現代まで様々な描画技法を探求してきた川田知志が、本丸御殿の構造を1/1スケールで重ね合わせ、大規模なインスタレーションを構築した。会期は9日間と短いためお見逃しなく。

会期:2025年10月11日〜10月19日
会場:名古屋城 御深井丸
作品観覧可能時間:10:00〜19:30 ※18日、19日〜16:30(閉門17:00)
料金:大人 500円 / 中学生以下無料 ※18日、19日は「名古屋まつり」のため無料開放

「特別展示・調査報告 再考《少女と白鳥》 贋作を持つ美術館で贋作について考える」(高知県立美術館

展示風景より、ハインリヒ・カンペンドイグを詐称したヴォルフガング・ベルトラッキ《少女と白鳥》(1990年代)高知県立美術館蔵

 科学分析調査などを経て、贋作だと判断された高知県立美術館所蔵のハインリヒ・カンペンドンクの油彩画《少女と白鳥》。同作を、収蔵の経緯や科学分析の内容とともに紹介し、作品の真贋を再考する特別展示・調査報告「再考《少女と白鳥》 贋作を持つ美術館で贋作について考える」が開催されている。第2期の会期は10月19日まで。レポートはこちら

 本展は、該当作品のみを展示するのではなく、全4章構成の展覧会として企画することで、芸術分野における真贋をめぐる諸問題について議論の場を生み出すことを試みる。直に「贋作」を見ながら、作品の真贋について改めて考えるきっかけを生み出す貴重な機会と言えるだろう。

会期:[第1期]2025年9月13日~25日、[第2期]10月4日~19日
会場:高知県立美術館 展示室 A
住所:高知県高知市高須353-2
電話番号:088-866-8000
開館時間:9:00〜17:00 (ただし10月4日は〜19:00)※入場は閉場の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般400円 / 大学生280円 / 高校生以下・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳 及び被爆者健康手帳所持者とその介護者(1 名)、高知県及び高知市の長寿手帳所持者は無料

「企画展 戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」(川崎市岡本太郎美術館

原爆ドームを撮影する岡本太郎(1963、広島) 画像提供:川崎市岡本太郎美術館

 川崎市岡本太郎美術館で、企画展「戦後80年 《明日の神話》 次世代につなぐ 原爆×芸術」が開催されている。会期は10月19日まで。

 本展は、戦後80年を迎える今年、戦争や被爆の記憶を次世代につなげる展覧会として開催されている。開催のきっかけは、広島市立基町高等学校の生徒たちが描いた「原爆の絵」である。

 広島の爆心地に程近い基町高校では、創造表現コースの生徒たちが被爆者から半年以上の時間をかけて話を聞きとり、その記憶を「次世代と描く原爆の絵」として描く活動を20年近く続けている。本展は、この「原爆の絵」、そして岡本太郎の作品に加え、同じように核の問題に取り組む、現代の第一線で活躍する作家たちの作品によって構成されている。80年前の戦争の記憶を起点として、現代の人々を取り巻く様々な問題を題材に、独自の視点で表現する9組の作家の作品が紹介されている。

会期:2025年7月19日~10月19日
会場:川崎市岡本太郎美術館
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
電話番号:044-900-9898
開館時間:9:30~17:00  ※入館は閉館30分前まで
休館日:月
料金:一般 1000円 / 高校・大学生、65歳以上 800円 / 中学生以下 無料

「GO FOR KOGEI 2025」

展示風景より、舘鼻則孝×桝田酒造店《Masuizumi Bottle Art》(2025)

 ものづくりが古くから受け継がれる北陸エリアで、アートやデザイン、建築などのジャンルを横断しながら「工芸」の新しい見方を提案する芸術祭「GO FOR KOGEI2025」が開催されている。会期は10月19日まで。レポートはこちら

 今回のテーマは、⺠藝運動の主唱者として知られる柳宗悦(1889〜1961)の言葉を引用した「工芸的なるもの」。「工芸」というフレームそのものを問い直すことで、すでに規定されたジャンルを通貫する評価軸を提案する。

 昨年同様、会場は2つのエリアで展開されている。今年の参加アーティスト18組は次の通り。

 アリ・バユアジ、上出惠悟桑田卓郎、コレクティブアクション、サエボーグ、坂本森海、相良育弥、 清水千秋、清水徳子+清水美帆+オィヴン・レンバーグ、髙知子、舘鼻則孝、寺澤季恵、中川周士、 葉山有樹、松本勇馬、三浦史朗+宴KAI プロジェクト、やまなみ工房、吉積彩乃

会期:2025年9月13日〜10月19日
会場:富山県富山市(岩瀬エリア)、石川県金沢市(東山エリア) 
住所:[岩瀬インフォメーションセンター]富山県富山市東岩瀬町 269 桝田酒造店 満寿泉、[東山インフォメーションセンター]石川県金沢市橋場町 3‒18 HATCHi 金沢 by THE SHARE HOTELS
開場時間:10:00〜16:30 ※入場は閉場時間の30分前まで
休館日:水
共通パスポート料金:一般2500円 / 大学生・専門学生2000円 / 高校生以下無料

「KAAT EXHIBITION 2025 大小島真木展 あなたの胞衣はどこに埋まっていますか?」(KAAT神奈川芸術劇場)

 《 胞衣 | Ena 》 (Size: 225×1149mm) 部分 ©︎2022 Maki Ohkojima Courtesy of Sezon Museum of Modern Art, Photo by Ken Kato

 神奈川・横浜にあるKAAT神奈川芸術劇場で、「KAAT EXHIBITION 2025大小島真木展 あなたの胞衣はどこに埋まっていますか?」が開催されている。会期は10月19日まで。

 「KAAT EXHIBITION」は、劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を展開する同館の独自の企画シリーズだ。10回目となる今回は、東京を拠点に活動する大小島真木と辻陽介からなるアートユニット・大小島真木によるもの。

 展覧会タイトルに用いられている「胞衣(えな)」は、日本語の古語で、母体の胎児を包んでいる羊膜と胎盤を表す。本展では会場全体を巨大な胞衣に見立て、その内奥に「祈り」の場を立ち上げる。

会期:2025年9月21日~10月19日
会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ・アトリウム
住所:神奈川県横浜市中区山下町28
電話番号:045-633-6500 
開館時間:11:00〜18:00 ※入場は閉場の30分前まで
休館日:火(ただし、9月23日は開場)
料金:一般1000円 / 神奈川県民割引(在住・在勤)900円 / 学生・65歳以上500円 / 高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名無料

「開館30周年記念 企画展 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」(千葉市美術館

展示風景より、「愛と平和が世界をつなぐー草間彌生」セクション

 今年開館30周年を迎える千葉市美術館で、同館の歴史を振り返りながら、そのコレクションに焦点を当てる企画展「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」が開催されている。会期は10月19日まで。レポートはこちら

 同館は1995年に開館し、浮世絵など近世日本美術を含めた1万点を超えるコレクションを所蔵している。そのなかには、現代美術作品約1800点も含まれており、複数ジャンルにわたる充実したコレクションを築いている。

 本展では、同館のコレクションから国内外からも注目される具体美術協会、実験工房、中西夏之河原温草間彌生といった1950年代から90年代にかけての作品183点、62名(組)が紹介されている。

会期:2025年8月2日〜10月19日
会場:千葉市美術館
住所:千葉市中央区中央3-10-8
電話番号:043-221-2311
開館時間:10:00〜18:00(金・土〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌火が閉室)
料金:一般1500円 / 大学生1000円 / 小・中・高校生・障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名まで無料

今週開幕

「総合開館30周年記念 作家の現在 これまでとこれから」(東京都写真美術館

展示風景より、志賀理江子の作品群

 東京・恵比寿にある東京都写真美術館で、「総合開館30周年記念 作家の現在 これまでとこれから」が開幕した。会期は2026年1月25日まで。レポートはこちら

 今年総合開館30周年を迎えた同館は、その記念展となる企画展を複数展開している。そのひとつとなる本展は「作家の現在」と題され、国内外で活躍が目覚ましい作家の現在の活動が、これまで同館に収蔵された作品等とあわせて紹介される。進行形の作家活動に触れる機会を通し、作品理解を深めるとともに、これからの表現の可能性を探る機会となる。

 出品作家は石内都、志賀理江子、金村修、藤岡亜弥、川田喜久治。

会期:2025年10月15日~2026年1月25日
会場:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話番号:03-3280-0099
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12月29日~1月1日)(ただし、1月2日は10:00〜18:00開館)
料金:一般 700円 / 大学生560円 / 高校生・65歳以上 350円 / 中学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)は無料

「岩手県文化振興事業団創立40周年記念事業 澤田哲郎展」(岩手県立美術館

澤田哲郎 小休止 1941 岩手県立美術館蔵

 岩手県立美術館で、岩手県文化振興事業団創立40周年記念事業「澤田哲郎展」が開幕した。会期は11月30日まで。

 澤田哲郎(1919〜86)は盛岡市生まれ。学生時代から絵画制作に打ち込み、上京後は応召されるまで貧困に苦しむ人々の姿を描いた。戦後は抑留体験をもとにシベリアをテーマとした作品を発表し、50年代末からは墨象をもちいた抽象絵画の制作に取り組み、ニューヨークでの個展でも成功を収めた。

 本展では、澤田の初期から晩年までの作品を、未公開作品も含めて一堂に展示されている。また、戦後日本美術の支援者として知られるフランク・シャーマンの美術コレクションから、澤田の作品および貴重な写真資料を紹介し、澤田の師である藤田嗣治やほかの作家との交流にも触れる内容となっている。

会期:2025年10月15日~11月30日
会場:岩手県立美術館
住所:岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話番号:019-658-1711
開館時間:9:30~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月、11月4日、11月25日(11月3日、11月24日は開館)
料金:一般 1000円 / 学生 600円 / 小学・中学生 400円

「東京ビエンナーレ 2025」

 「東京ビエンナーレ2023」の展示風景より

 「東京ビエンナーレ2025」が開幕した。会期は12月14日まで。

 東京ビエンナーレは、東京のまちを舞台に2年に1度開催される国際芸術祭。世界中から幅広いジャンルのアーティストやクリエイターが東京のまちに集結し、地域住民の人々と一緒につくり上げられる芸術祭だ。3回目となる今回は「いっしょに散歩しませんか?」をテーマに、まちを歩く芸術祭としての魅力を探究する。

 会場は、拠点展示に、東叡山 寛永寺、エトワール海渡リビング館。そのほか、歴史的建築物、公共空間、店舗、遊休化した建物などの展示エリアに、上野・御徒町エリア、神田・秋葉原エリア、水道橋エリア、日本橋・馬喰町エリア、八重洲・京橋エリア、大手町・丸の内・有楽町エリア。

会期:2025年10月17日~12月14日
会場:東叡山 寛永寺、エトワール海渡リビング館ほか
住所:東京都台東区上野桜木1-14-11(東叡山 寛永寺)、千代田区東神田1-15-15(エトワール海渡リビング館)
開館時間:各会場によって異なる。公式ウェブサイトを要確認
料金:[2会場共通チケット(エトワール海渡リビング館、東叡山 寛永寺)]一般 3000円 / 学生 1800円 / 高校生以下、障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名まで 無料 ※公共空間の展示の多くは無料。公式ウェブサイトを要確認

「オスジェメオス+バリー・マッギー One More 展」(ワタリウム美術館

2階の展示風景より

 東京・神宮前のワタリウム美術館で、「オスジェメオス+バリー・マッギー One More 展」が開幕した。会期は2026年2月8日まで。レポートはこちら

 本展は、1998年サンフランシスコ近代美術館で巨大な壁画を発表し、同館のコレクションに選定され、さらに2001年ベニス・ビエンナーレで世界最大の壁画のインスタレーションを制作したバリー・マッギー(1966〜)と、昨年から約1年間にわたりワシントンのハーシュホーン美術館で大規模個展を開催したオスジェメオス(1974〜、ブラジル・サンパウロ生まれの双子のアーティストデュオ)の2組による、世界初のコラボレーション展だ。

 会場では、4面LEDで覆われた、天井も床も鏡張り空間のアニメーションルームが展開されるほか、アーティストらの壁画作品も多数展示。また会場内には、音楽と強い結びつきがある2組による、街の一部としてのレコードショップのインスタレーションも展示される。

会期:2025年10月17日〜2026年2月8日
会場:ワタリウム美術館+屋外
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
開館時間:11:00〜19:00 
休館日:月(ただし、11月3日、11月24日、1月12日は開館)、年末年始(12月31日〜1月3日) 
料金:大人 1500円 / 大人ペア 2600円  / 学生(25歳以下)・高校生・70歳以上の方・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名様まで)1300円 / 小・中学生 500円

「SIDE CORE Living road, Living space | 生きている道、生きるための場所」(金沢21世紀美術館

SIDE CORE new land 2024 ©SIDE CORE

 石川県にある金沢21世紀美術館で、SIDE COREの個展「SIDE CORE Living road, Living space | 生きている道、生きるための場所」が開催される。会期は10月18日~2026年3月15日。

 SIDE COREは2012年に発足したアートチーム。高須咲恵松下徹、西広太志のメンバーを中心に、ストリート・カルチャーを切り口として「公共空間における表現の拡張」をテーマに活動してきた。

 展覧会タイトルの「Living road, Living space(生きている道、生きるための場所)」には、SIDE COREが考える、ストリートカルチャーのあり方が込められており、異なる目的や背景を持つ人々が、ひとつの力や目的に縛られず、それぞれの考えや価値観を交換する営為そのものを示している。

 本展では「異なる場所をつなぐ表現」や「道や移動」をテーマにした作品展示に加え、展覧会ゾーンに期間限定で開設される無料のスペースなどを通して、美術館という空間に「別の道」を開くことを試みる。

会期:2025年10月18日~2026年3月15日
会場:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
電話:076-220-2800
開館時間:10:00~18:00(金土~20:00)
休館日:月(10月27日、11月3日、11月24日、1月12日、2月23日は開場)、 10月28日、11月4日、11月25日、12月29日~1月1日、1月13日、2月24日
料金:一般 1200円 / 大学生 800円 / 小中高生 400円 /  65歳以上 1000円

「三上晴子没後10年追悼展MIKAMI MEME 2025|三上晴子と創造のミーム」(√K Contemporary

 東京・神楽坂にある√K Contemporaryで、三上晴子の没後10年追悼展「MIKAMI MEME 2025|三上晴子と創造のミーム」が開催される。会期は10月18日~11月22日。

 三上晴子は1980年代半ばに鉄のジャンクによる作品で注目を集め、脳とコンピュータ、身体と免疫などのテーマに取り組んだのち、90年代前半のニューヨーク滞在を経てインタラクティブアートへと表現を移行した。以後20年間、国内外のメディアアート・シーンで活動するとともに、多摩美術大学で後進の育成にも力を注いだ。

 本展では、三上と出会い対話をかさねるなかで、三上から文化的遺伝子(ミーム)を受け継ぎ独自の世界を築いたアーティストたちの作品を紹介する。主催は一般社団法人 日本美術継承協会で、四方幸子と渡邉朋也が企画・キュレーションを担当する。助成はアーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成(単年助成)]の芸術創造活動による。参加作家は、飴屋法水、平川紀道、三原聡一郎、毛利悠子、山川冬樹 from グランギニョル未来、やんツー

会期:2025年10月18日~11月22日
会場:√K Contemporary
住所:東京都新宿区南町6
電話:03-6280-8808
開館時間:13:00~19:00
休館日:日、月(11月3日は開廊)
料金:無料