ホセ・パルラの個展「Home Away from Home」がポーラ ミュージアム アネックスで開催へ
ポーラ ミュージアム アネックスで、ホセ・パルラの個展「Home Away from Home」が開催される。会期は6月20日〜7月27日。

東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで、ニューヨークを拠点に国際的に活躍するアーティスト ホセ・パルラの個展「Home Away from Home」が開催される。会期は6月20日〜7月27日。
ホセ・パルラは1973年マイアミ出身。アメリカ、プエルトリコ、キューバといった多様な移民文化に囲まれて育ち、その環境はパルラの制作活動に大きなインスピレーションをもたらすこととなった。独特のカリグラフィーと、何層にも塗り重ねられた絵肌に特徴づけられるその作品は、壁に残された記憶や痕跡を想起させると同時に、自身の経験が色濃く反映されている。そして、言語やアイデンティティといった概念、さらには場所や空間の定義そのものに対して、詩的な問いを投げかけている。

KOTARO NUKAGA ROPPONGIと同時開催される本展は、タイトルを「Home Away from Home」とし、ひとつに限定される「ホーム」ではなく、記憶、移動、人とのつながりによって形成され、つねに変化し続ける風景という視点からパルラの作品をそれぞれ展示。ポーラ ミュージアム アネックスでは、窯元で滞在し制作された備前焼の作品や、日本のアーティストやファッションデザイナーとのコラボレーション作品などもあわせて展示することで、パルラの包括的な活動とルーツをたどるとともに、東京をテーマとしたラージスケールの新作1点を含む合計18点の作品が紹介される。
なお、KOTARO NUKAGA ROPPONGIでは、日本で過ごした時間や出会いから着想を得た新作絵画も発表。ふたつの会場による異なる視点から、パルラの変化し続ける表現の軌跡を目の当たりにすることができるだろう。
