「大竹伸朗展 網膜」が丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催。「網膜」シリーズより最新作12点が公開
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)で、現代美術家・大竹伸朗による個展「大竹伸朗展 網膜」が開催される。会期は8月1日〜11月24日。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)で、現代美術家・大竹伸朗による個展「大竹伸朗展 網膜」が開催される。会期は8月1日〜11月24日。
大竹は1970年代後半より作品発表を始め、ドクメンタ(ドイツ)やヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア)など重要な国際展に参加。近年では東京国立近代美術館を皮切りに愛媛、富山へと巡回した大規模な個展まで、国内外での幾多の展覧会を開催してきた。
本展は、2013年にMIMOCAで開催された「大竹伸朗展 ニューニュー」に続く、12年ぶりの個展となる。大竹の半世紀にもおよぶ活動を通じ、圧倒的な熱量が生み出した膨大かつ多様な作品の数々から、とくに「網膜」シリーズにフォーカス。その作品世界をさらに掘り下げることを試みるものとなる。


会場では、「網膜」シリーズより12点の新作が公開されるほか、「網膜」に音と光を組み込んだ、高さ約3メートルのレリーフ状の新作、そして1990年代初頭に制作された未発表の大型「網膜」をはじめとした作品群を核として展示。また、構想時のサイズに更新した大規模インスタレーション《網膜屋/記憶濾過小屋》(2014)、2010年代半ばから続くグワッシュの連作「網膜景」や油彩のシリーズ「網膜/境」といった、時間や記憶を介して「網膜」と絶えず往還し続ける大竹ならではの作品が一堂に会するまたとない機会となる。
