2025.4.25

アートウィーク東京が今年も開催。買える展覧会や巡回バス、特設バーも

「アートウィーク東京(AWT)」が今年も開催される。期間は2025年11⽉5⽇〜9⽇の5日間。

 東京における現代美術の創造性と多様性を発信する年に⼀度のイベント、「アートウィーク東京(AWT)」が今年も開催される。期間は2025年11⽉5⽇〜9⽇の5日間。

 アートウィーク東京(AWT)は、都内50以上の美術館・ギャラリーがそれぞれ開催する展覧会や、AWTが独⾃に開催する展覧会やシンポジウム、バーといったプログラムのほか、⾳楽イベントや建築ツアー、多様な関連イベントを⾃由に巡ることで東京のアートやカルチャーを楽しめる分散型のイベントだ。

 都内に点在するこれらのアートスペースやAWT のプログラム会場を乗り降り⾃由な無料のシャトルバス「AWT BUS」が巡回。このバスに乗って複数のアートスペースを巡ることで、東京の現代美術のシーンを感じることができる。今回からはビジュアルアイデンティティを刷新。アートディレクター/グラフィックデザイナーの上⻄祐理が手がけた。

 また、「買える展覧会」として始まった「AWT FOCUS」を虎ノ門の⼤倉集古館で開催。第3回となる今年の監修はアダム・シムジック。「ドクメンタ14」 で芸術監督を務めたシムジックが、アートを通じて「現実/リアル」について考える。

 さらにAWT参加ギャラリーのアーティストが⼿掛ける映像作品から選りすぐりのビデオプログラムを上映する「AWT VIDEO」では、2025 年は東京都現代美術館の学芸員であり、「恵⽐寿映像祭」の創設も担った岡村恵⼦が監修を務める。

 加えて、会期中に南⻘⼭に特設されるポップアップバー「AWT BAR」は、新進シェフによるオリジナル料理やアーティストとのコラボレーションカクテル、⾳楽やパフォーマンスといったイベントを楽しめることが可能。今年はバーのアドバイザーに、建築家ユニットSANAAの共同主宰であり、東京都庭園美術館の館⻑も務める妹島和世が就任。バーの設計を担当する建築家の選定を担う。また、妹島は24年に引き続き、東京の街に佇む名建築を巡るツアー「TOKYO HOUSE TOUR」の監修も務める。