アンゼルム・キーファーの2つの大作絵画がファーガス・マカフリー東京で公開
アンゼルム・キーファーの個展「Anselm Kiefer: Two Paintings」がファーガス・マカフリー東京でスタート。二条城での大規模な個展「ソラリス」と連動し、2つの絵画が公開されている。会期は7月12日まで。

京都の世界遺産・二条城でアジア最大規模の個展「アンゼルム・キーファー:ソラリス」を開催中のアンゼルム・キーファー。同展と連動し、東京・青山にあるファーガス・マカフリー東京でもキーファーの個展「Anselm Kiefer: Two Paintings」が始まった。会期は7月12日まで。
二条城での展覧会の準備期間中、キーファーはとくに2つの絵画《E. T. A. ホフマンのために》(2015-24)と《er hexte eine Schlange aus dem Wasser》(2016)に強い関心を抱き、それらの呼応に心を惹かれたという。これらの絵画では、静かな水面に映る牧歌的な風景と蛇の彫刻が描かれており、金、ウルトラマリン、黄土色、柔らかな白が使われている。ファーガス・マカフリー東京の展示空間において、自然光が差し込むなかでこれらの作品が共鳴し、独特の美しい雰囲気をつくり出している。

日本文化において、蛇は知恵、富、変容、再生、更新の象徴とされ、神々の使者としても重要な意味を持つ。今年の干支である「蛇」にちなみ、これらの大作が初めて公開されることは、非常に象徴的だと言える。
なお、ファーガス・マカフリー東京は昨年の4月から7月にかけてもキーファーの個展「Opus Magnum」を開催。キーファーは現在、アムステルダムのファン・ゴッホ美術館とアムステルダム市立美術館でも大規模な個展「Sag mir wo die Blumen sind」(〜6月9日)を行っている。