EXHIBITIONS
自然と魂 利根山光人の旅 異文化にみた畏敬と創造
世田谷美術館で「自然と魂 利根山光人の旅 異文化にみた畏敬と創造」が開催される。
利根山光人(1921〜94)は茨城県生まれ。早稲田大学在学中より川端画学校で学び、46年頃から石版画制作にも取り組み始めた。55年に東京国立博物館で開催されたメキシコ美術展に触発され、59年に初渡航して以降、生涯を通じて日本とメキシコを往復しながら創作を続けた。古代遺跡や祭り、民芸などを主題に多彩な表現を展開し、また南米、ヨーロッパ、アジア各地、日本各地の文化や祭事にも深い関心を寄せた。86年には日墨文化交流への貢献が認められ、メキシコ政府からアギラ・アステカ・ブラーカ最高文化勲章を受章している。
本展は、没後30年の節目に開催される世田谷美術館では30年ぶりの回顧展であり、約5年にわたりアトリエに遺された資料を精査した成果をもとに構成される。展示作品は油彩約50点、版画約60点、スケッチ約100点を中心に、マヤやアステカ遺跡の拓本やメキシコの収集品、記録写真などを含む総数250点以上に及ぶ。利根山が世界中を旅しながら見出した自然と魂への畏敬のまなざし、異文化との出会いによって生まれた造形への洞察を多角的に紹介する。
利根山光人(1921〜94)は茨城県生まれ。早稲田大学在学中より川端画学校で学び、46年頃から石版画制作にも取り組み始めた。55年に東京国立博物館で開催されたメキシコ美術展に触発され、59年に初渡航して以降、生涯を通じて日本とメキシコを往復しながら創作を続けた。古代遺跡や祭り、民芸などを主題に多彩な表現を展開し、また南米、ヨーロッパ、アジア各地、日本各地の文化や祭事にも深い関心を寄せた。86年には日墨文化交流への貢献が認められ、メキシコ政府からアギラ・アステカ・ブラーカ最高文化勲章を受章している。
本展は、没後30年の節目に開催される世田谷美術館では30年ぶりの回顧展であり、約5年にわたりアトリエに遺された資料を精査した成果をもとに構成される。展示作品は油彩約50点、版画約60点、スケッチ約100点を中心に、マヤやアステカ遺跡の拓本やメキシコの収集品、記録写真などを含む総数250点以上に及ぶ。利根山が世界中を旅しながら見出した自然と魂への畏敬のまなざし、異文化との出会いによって生まれた造形への洞察を多角的に紹介する。