EXHIBITIONS

戸谷成雄「変容 - 連結 - 転位 - 対比」

戸谷成雄

 ケンジタキギャラリー名古屋で、戸谷成雄による個展「変容 - 連結 - 転位 - 対比」が開催されている。

 戸谷成雄は1947年長野県生まれ。愛知県立芸術大学大学院彫刻専攻を修了。ポンペイ(イタリア)の火山灰に埋もれた事物や、その物質性とフォルム、モニュメント性に「彫刻的なるもの」の記憶を探った《POMPEII・・79》(1974)を発表以来、一貫して彫刻の原理とその構造を追究し続けてきた。また「ポスト・ミニマリズム」や「もの派」といった潮流のなかで解体された彫刻の再構築を志向し、チェーンソーで木材を荒々しく削ることで成形した木彫作品を中心に制作。1984年からライフワークでもある「森」シリーズ、1994年から「《境界》から」シリーズ、2000年頃から「ミニマルバロック」シリーズなどを発表してきた。

 本展では、戸谷のドローイングを中心に構成され、新作の立体作品もあわせて展示している。