EXHIBITIONS
山崎弘義、竹田武史、甲斐啓二郎 写真展「地とひと Vol.II」
ZEN FOTO GALLERYで、山崎弘義、竹田武史、甲斐啓二郎による写真展「地とひと Vol.II」が開催されている。
本展は、2021年に同廊で開催された、人々を引きつけ、また人々に大きな影響をもたらし続ける磁場のような強い力を持つ場所と人との関係性にスポットをあてた展覧会「地とひと」の第2弾として、また、3名それぞれの新刊写真集の刊行を記念し開催。
埼玉県出身の山崎弘義は、越谷市でレイクタウン事業が始まる前の1997年から現在にいたるまで継続的に越谷レイクタウンを撮影し続けてきた。レイクタウンの由来となった大相模調整池とイオンモールを中心に築かれ、2008年のまちびらきから今年17年をむかえるニュータウンの変遷を写真家の視点からまとめた作品として、本展で山崎は「Around Lake Town」を発表している。
また京都市出身で東京をベースに活動する竹田武史は、日本人の精神文化のルーツを求めて中国やインドなどの歴史ある場所を旅し、そこに住まう人々を撮影してきた。いっぽうで、都としての長い歴史を持つ故郷の街・京都をどのように撮影するか、長年あたため続けてきたプロジェクトが、コロナ禍に出会った旧ソビエト製のパノラマカメラにひらめきを得て、モノクロームのパノラマ風景100点としてまとめられた。本展では、そのなかから厳選されたオリジナルプリントを展示。
そして甲斐啓二郎は、スポーツという近代的概念が生まれる以前に世界各地で伝統的に行われている格闘的な祭事を、その只中に身を投じながら撮影し、人間の「生」についての本質的な問いに対して写真で肉薄する作品を発表。今回の展示では、1200年の歴史があるとされている愛知県西尾市の鳥羽神明社で行われる「鳥羽の火祭り」を、2018年から2023年のあいだに撮影した最新作となる「一条の鉄」を公開している。
本展は、2021年に同廊で開催された、人々を引きつけ、また人々に大きな影響をもたらし続ける磁場のような強い力を持つ場所と人との関係性にスポットをあてた展覧会「地とひと」の第2弾として、また、3名それぞれの新刊写真集の刊行を記念し開催。
埼玉県出身の山崎弘義は、越谷市でレイクタウン事業が始まる前の1997年から現在にいたるまで継続的に越谷レイクタウンを撮影し続けてきた。レイクタウンの由来となった大相模調整池とイオンモールを中心に築かれ、2008年のまちびらきから今年17年をむかえるニュータウンの変遷を写真家の視点からまとめた作品として、本展で山崎は「Around Lake Town」を発表している。
また京都市出身で東京をベースに活動する竹田武史は、日本人の精神文化のルーツを求めて中国やインドなどの歴史ある場所を旅し、そこに住まう人々を撮影してきた。いっぽうで、都としての長い歴史を持つ故郷の街・京都をどのように撮影するか、長年あたため続けてきたプロジェクトが、コロナ禍に出会った旧ソビエト製のパノラマカメラにひらめきを得て、モノクロームのパノラマ風景100点としてまとめられた。本展では、そのなかから厳選されたオリジナルプリントを展示。
そして甲斐啓二郎は、スポーツという近代的概念が生まれる以前に世界各地で伝統的に行われている格闘的な祭事を、その只中に身を投じながら撮影し、人間の「生」についての本質的な問いに対して写真で肉薄する作品を発表。今回の展示では、1200年の歴史があるとされている愛知県西尾市の鳥羽神明社で行われる「鳥羽の火祭り」を、2018年から2023年のあいだに撮影した最新作となる「一条の鉄」を公開している。