江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ

　千葉市美術館で「江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」が開催される。

　2025年の大河ドラマの主人公ともなる蔦屋重三郎は、西村屋与八など老舗の版元たちがしのぎを削るなか、新興の版元として出版界に現れ、斬新な作品を次々と世に送り出した。

　本展では、蔦屋重三郎が活躍した「浮世絵の黄金期」を中心に、鳥居清長や喜多川歌麿らの美人画、東洲斎写楽による役者絵を一堂に展観。また浮世絵史をたどりつつ、蔦屋が生まれた時代から華やかな黄金期の浮世絵への展開、そして「世界のUkiyo-e」へと進化していくさまを紹介する。