「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025」(国立新美術館)開幕レポート。「デザインの宝」は今年で27つに
国立新美術館で「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025~集めてつなごう 日本のデザイン~」がスタートした。会期は5月25日までの11日間。

東京・六本木の国立新美術館で、「DESIGN MUSEUM JAPAN展 2025~集めてつなごう 日本のデザイン~」がスタートした。会期は5月25日までの11日間。
本展は、日本各地に存在する優れた「デザインの宝」を発掘し、クリエイターの視点でひも解くことでその魅力を可視化。そしてネットワーク化を試みるものだ。この企画は2021年頃から国内外の各施設で開催されており、展覧会として国立新美術館で開催されるのは3回目となる。昨年の様子はこちら。
今回参加するのは、菊地敦己 (グラフィックデザイナー)、宮永愛子(現代美術作家)、塚本由晴(建築家)、五十嵐久枝(インテリアデザイナー)、菱川勢一(映像工芸作家)、深澤直人(プロダクトデザイナー)、宮前義之(デザイナー)、佐藤卓(グラフィックデザイナー)。この8人によって注目されるのは、栃木(栃木県)、京都(京都府)、天理(奈良県)、大阪(大阪府)、米子(鳥取県)、大田(島根県)、高知(高知県)、宮崎(宮崎県)といったそれぞれ8つの地域だ。
本展の構成は、野見山桜(デザイン史家)、田根剛(建築家)、岡本健(グラフィックデザイナー)らが引き続き担当した。会場はおおまかに、同プロジェクトの概要を紹介するエリア、クリエイターらの視点から選ばれた8つの地域に存在する「デザインの宝物」を紹介するエリア、ワークショップエリア、日本における“デザイン”の考え方やその状況をまとめた年表のエリアで構成されている。
