2026.5.29

長次郎の黒茶碗《源太黒》が2億3000万円で落札。公開入札は90年ぶり

東京・有明の毎日オークション本社で開催された「第850回 新作工芸・茶道具オークション」に、長次郎の黒茶碗《源太黒》が出品。2億3000万円で落札された。

オークション当日の様子
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 東京・有明の毎日オークション本社で開催された「第850回 新作工芸・茶道具オークション」に、長次郎の黒茶碗《源太黒》が出品。21日のセールにて、2億3000万円で落札された。今回のオークションの最高額を記録した。

初代・楽長次郎《黒茶碗 銘 源太黒》

 21日のオークションは茶碗を中心に茶の湯の道具を広く取り揃えた「茶道具」だった。初代・楽長次郎《黒茶碗 銘 源太黒》が2億3000万円で落札され、今回のオークションの最高額を記録した。

 《黒茶碗 銘 源太黒》は利休による銘を備え、表千家とゆかりの深い豪商・鴻池家に伝わった名品。鴻池家は長次郎作の名碗七つ《長次郎七種(利休七種)》のうち三碗を蔵していたことで知られ、そのほか鴻池家が有した著名な長次郎作の碗として「閑居」「太郎坊」と並び「源太黒」が挙げられる。

 本碗が公開型の競りの場に出てきたのはおよそ90年ぶり。鴻池家の分家筋にして別格の「三別家」と称された閑楽庵の、1938年の入札以来のこととなった。