2026.8.25

ダムタイプ『2020』がついに世界初演。24年ぶりの新作パフォーマンスを京都で上演

ダムタイプにとって24年ぶりとなる新作パフォーマンス『2020』が、京都・ロームシアター京都で世界初演される。2020年3月に予定されながら新型コロナウイルスの感染拡大によって中止となった作品が、6年の時を経てついに観客の前に姿を現す。公演日は12月11日〜13日。

ダムタイプ『2020』より 撮影:井上嘉和
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 マルチメディア・パフォーマンス・グループ、ダムタイプによる24年ぶりの新作パフォーマンス『2020』が、京都・ロームシアター京都で世界初演を迎える。公演日は12月11日〜13日。国内での上演は京都のみとなる。

 同作は、ダムタイプにとって『Voyage』(2002)以来となる新作パフォーマンス。当初は2020年3月、ロームシアター京都 サウスホールで世界初演される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて公演が中止となった。同年10月には無観客で収録された記録映像の上映会が行われたものの、観客を迎えての上演には至らず、構想から6年を経て今回初めて舞台作品として披露されることになる。

 タイトルの「2020」が示すように、本作の出発点となったのは、世界が大きな転換点を迎えた2020年だ。現代社会が抱える様々な課題に向き合いながら、社会やテクノロジー、身体を取り巻く環境の変化を見つめてきたダムタイプが、長年にわたる洞察と探求をもとに制作。上演されないまま6年という時間を経たことで、作品が現在の社会にどのような問いを投げかけるのかにも注目したい。

ダムタイプ『2020』より 撮影:井上嘉和

1984年の結成から、表現領域を横断

 ダムタイプは1984年に京都で活動を開始。美術、映像、音楽、建築、デザイン、コンピューター・プログラミングなど異なる背景を持つメンバーが、プロジェクトごとに流動的なチームを形成しながら共同制作を続けてきた。パフォーマンス、インスタレーション、映像など既存のジャンルを横断しつつ、テクノロジーと身体、情報、ジェンダーやセクシュアリティ、社会をめぐる問題を扱う表現で国際的な評価を確立している。

ダムタイプ

 これまでの代表的なパフォーマンスには『pH』(1990)、『S/N』(1994)、『OR』(1997)、『memorandum』(1999)、『Voyage』(2002)などがある。2018年にはポンピドゥー・センター・メッスで個展「DUMB TYPE | ACTIONS + REFLECTIONS」を開催し、同展は19〜20年に東京都現代美術館へ巡回した

 また22年には坂本龍一を新メンバーに迎え、第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館で新作インスタレーション《2022》を発表。23年にはその帰国展「ダムタイプ|2022: remap」が東京・アーティゾン美術館で開催された。現在はミュージアムタワー京橋でも最新のパブリック・インスタレーションが展示されている。

20名のクリエイションメンバーが参加

 今回の『2020』には、池田亮司、大鹿展明、尾﨑聡、白木良、砂山典子、高谷史郎、高谷桜子、田中真由美、泊博雅、濵哲史、原摩利彦、平井優子、藤本隆行、古舘健、薮内美佐子、アオイヤマダ、山中透、吉本有輝子、東岳志、浪川洪作の20名がクリエイションメンバーとして参加。ダムタイプとロームシアター京都が制作し、再演においてはベルリン芸術祭とロームシアター京都が共同委嘱する。

ダムタイプ『2020』より 撮影:井上嘉和

 京都での世界初演後にはドイツ公演も決定しており、2027年1月15日〜17日にベルリン芸術祭の舞台芸術シーズン2026/27の一環として、ベルリン祝祭劇場(Haus der Berliner Festspiele)で上演される予定だ。

 京都公演は12月11日19時、12日14時・19時、13日14時の全4公演で、各回終了後にはトークも予定されている。チケットは8月29日より一般発売される。