2026.6.4

表参道で宮島達男のアートプロジェクト「時の海 - 東北」が開催中。東日本大震災の記憶継承の一助に

東京・南青山のブルネロ クチネリ表参道店で、現代美術家・宮島達男が東日本大震災をきっかけに進めてきたアートプロジェクト「時の海 - 東北」を紹介する展示が開催中。会期は12月31日まで。

©ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architects
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 東京・南青山にあるブルネロ クチネリ表参道店「CASA CUCINELLI TOKYOアートスペース」で、現代美術家・宮島達男(1957〜)が東日本大震災をきっかけに進めてきたアートプロジェクト「時の海 - 東北」を紹介する展示が開催されている。会期は12月31日まで。

 宮島は、「それは変わりつづける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づき、1から9までの数字が明滅を繰り返すLEDデジタルカウンターを用いた作品で世界的に知られている。2011年の東日本大震災を経て、犠牲者の鎮魂、震災の記憶の継承、そして東北の未来をともにつくることを願い、本プロジェクトを続けてきた。2029年には、未来に思いを馳せる場として、福島県富岡町に美術館が建設される予定となっている。

CASA CUCINELLI TOKYOアートスペースでの展示風景
CASA CUCINELLI TOKYOアートスペースでの展示風景

 同展ではプロジェクトの紹介に加え、「Life Face for Sea of Time - TOHOKU」と題したドローイングシリーズ4種類(すべてユニークピース)や、会期後期では《Special Multiple Art piece for Sea of Time - TOHOKU(仮称)》といった作品を展示・販売予定。15年が経過した東日本大震災の記憶を継承していくことを目的としている。

 ブルネロ クチネリ表参道店に設けられたこのスペースでは、「INCONTRO CON L’ARTISTA アーティストとの出会い」と題したアートプロジェクトを2021年より開始。また、ブルネロ クチネリ ジャパンでは、2016年に仙台で開催された東北復興シンポジウムにて創業者ブルネロ・クチネリが基調講演を行ったことを皮切りに、東北復興へのサポート活動を続けている。