2026.5.27

藝大油画・薄久保香研究室の11名が集結。実践型プログラム「CADAN Study Vol.1 “GABE6” – Usukubo Laboratory」がCADAN大手町で開催へ

東京・大手町のCADAN大手町で、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)が新たにスタートするプログラムシリーズ「CADAN Study」の第1回目として東京藝術大学油画第6研究室(薄久保香研究室)によるグループ展「GABE6」が、「CADAN Study Vol.1 “GABE6” – Usukubo Laboratory」として開催される。会期は6月2日〜6月12日。

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 東京・大手町のCADAN大手町にて、東京藝術大学油画第6研究室(薄久保香研究室)の学生、教員、助手ら11名によるグループ展「CADAN Study Vol.1 “GABE6” – Usukubo Laboratory」が開催される。会期は6月2日〜12日。 

薄久保 香《Series:Fragment Mechanics“⻘い鳥”》(2025)、Oil on canvas, 455×455 mm

 本展は、一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)が新設した、学びと実践のためのプログラムシリーズ「CADAN Study」の第1弾として実施される企画。アートを取り巻く知識や経験を共有し、アーティストやギャラリスト、学生、キュレーターなど多様な人々が、アートの現在地について学び、対話する場を創出することを目的としている。

會見 明也《変相像 no.1 :自己参照の閉塞、あるいはレースサーキット》(2025)、Acrylic on panel, linen, resin, 1303 × 1620 × 50 mm
井上 息吹《Honeymoon》(2026)、 Material: Oil on canvas, 2273 × 1818 × 40 mm

制作現場と社会をつなぐ実践のプロセス

鈴木 詠士《2N2222A-1726》(2026)、Material: Oil on canvas, Size: 1620 × 1303 × 50 mm
小久保 タクミ《aperture #1》(2025)、Acrylic, photochromic pigment on panel, 1940 × 1120 mm

 シリーズ初回となる今回は、CADANと美術大学の連携による実践型プログラムとして位置付けられている。美術大学の研究室に所属する若手アーティストたちが、現代美術のギャラリーという現場と直接接続し、展覧会制作や空間での展示を通じて「作品をつくること」と同時に「社会にひらくこと」を体験する機会として企画された。 次世代を担うアーティストとギャラリーの間に新たな接点や継続的な関係性を生み出すことも視野に入れられており、本展ではCADAN青年部よりXYZ collectiveのCOBRAがメンターを務める。

偶然の集いから「絵画」の条件を問い直す

木々津 鏡《Cutting Earth》(2025)、Oil on canvas, 3636 × 2273 × 60 mm
中村 天嶺《Good boy and Good Girl》より(2024)、Charcoal on charcoal paper, 63 × 45 × 0.5 mm

 参加作家は、會見明也、井上息吹、木々津鏡、小久保タクミ、鈴木詠士、中村天嶺、中村光佑、松浦美桜香、Adam Meszaros、薄久保香、渡邊涼太の11名。

 同研究室では、空間、時間、光、支持体、そして身体と関わる「視る」という行為など、長い時間軸のなかで絵画というメディアを成立させている固有の条件を改めて問い直し、それぞれの制作を通してそれらがどのように拡張されうるのかを探求している。本来は個人的な営みである制作過程の内部に、他者の存在や日常の些細な出来事が混ざり合うように入り込み、そこで生じるズレや偶発的な連なりを絵画へと接続していく試みが提示される。

中村 光佑《Pre-Spatial》(2026)、Material: Oil on canvas, 2890 × 1150 × 60 mm
松浦 美桜香《Doll drawing Ⅵ》(2024)、木炭紙に木炭,1000×650mm,
Adam Meszaros《Falten》(2025)、Oil on MDF
渡邊 涼太《Series:Rain》(2025)、Oil on canvas, 830×1700 mm