2026.3.27

今週末に見たい展覧会ベスト19。六本木クロッシングからルックバック展、NHK日曜美術館50年展まで

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」展示風景より、ズガ・コーサク+クリ・エイト《地下鉄出口 1a》(2025)
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もうすぐ閉幕

「A Book Arts Revolution」(AND COLLECTION Contemporary Art)

「A Book Arts Revolution」の展示風景

 ワシントンD.C.の国立女性美術館(National Museum of Women in the Arts、以下NMWA)が主催する展覧会シリーズ「Women to Watch」。その連動公式展「A Book Arts Revolution」が、東京・青山の表参道ヒルズにあるAND COLLECTION Contemporary Artで3月29日まで開催されている。開幕レポートはこちら

 「Women to Watch」は、女性アーティストの国際的な可視化を目的に、世界各地のNMWA委員会と連携して2〜3年ごとに開催されているプログラムだ。2027年展のテーマは「A Book Arts Revolution」。同館が長年収集してきたブックアーツの今日的意義を再考する内容となる。

 今回の東京展には、日本から選出された5人の女性現代美術作家が参加しており、その選定は国立新美術館学芸課長の神谷幸江が務めた。会場では、入江早耶(1983〜)、風間サチコ(1972〜)、宮永愛子(1974〜)、村上華子(1984〜)、米田知子(1965〜)らがそれぞれ作品を展示している。

会期:2026年3月4日〜29日
会場:AND COLLECTION Contemporary Art
住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館 B2F 
開館時間:11:00〜20:00(3月27日は〜15:00)
休館日:無休 
料金:無料

「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」(森美術館

展示風景より

 森美術館で、3年に一度のシリーズ展「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」が開催されている。会期は2026年3月29日まで。開幕レポートはこちら

 本展は2004年の開始以来、日本の現代アートシーンを俯瞰する定点観測的な役割を担ってきた。第8回目となる今回は、森美術館のキュレーターである徳山拓一と矢作学に加え、レオナルド・バルトロメウス(山口情報芸術センター[YCAM]キュレーター)とキム・へジュ(シンガポール美術館シニア・キュレーター)というアジアを拠点に国際的に活動するゲストキュレーター2名を迎え、「時間」を主要テーマに全21組のアーティストを紹介する。

会期:2025年12月3日~2026年3月29日
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~22:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
料金:[平日]一般 2000円 / シニア(65歳以上)1700円 / 学生(高校・大学生)1400円 / 中学生以下 無料
[土日・休日]一般 2200円 / シニア(65歳以上)1900円 / 学生(高校・大学生)1500円 / 中学生以下 無料

Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026 受賞記念展「湿地」(東京都現代美術館

 東京都現代美術館で開催中の「Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026 受賞記念展『湿地』」が3月29日に閉幕する。

 本展は、東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)が2018年から実施している現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」の5回目の受賞者・梅田哲也と呉夏枝による受賞記念展だ。展覧会タイトル「湿地」は、両者の作品に共通する要素である「水」を起点としたもので、会場では、両者が受賞後に対話をかさねることで構成された互いの作品が関係し合う展示空間が展開されている。

会期:2025年12月25日〜2026年3月29日
会場:東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4-1-1
電話番号:03-5245-4111 
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:月 
料金:無料

開館30周年記念 MOTコレクション「マルチプル_セルフ・ポートレイト/中西夏之 池内晶子 —弓形とカテナリー」(東京都現代美術館

 同じく東京都現代美術館で開催中の「開館30周年記念 MOTコレクション マルチプル_セルフ・ポートレイト 中西夏之 池内晶子 —弓形とカテナリー」は4月2日に閉幕となる。

 2025年で開館30周年を迎えた同館のコレクションは、戦後美術を中心に近代から現代まで約6000点に及ぶ。本展は、新収蔵作品を軸とし、作家の活動に注目するふたつの展示で構成される。出品作家は、池内晶子、開発好明、郭徳俊、豊嶋康子、中西夏之、松井えり菜、南川史門、ミヤギフトシ、森村泰昌、ユアサエボシ、横山裕一、アンディ・ウォーホルほか。

会期:2025年12月25日〜2026年4月2日
会場:東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好4-1-1
電話番号:03-5245-4111 
開館時間:10:00〜18:00 ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:月 
料金:一般 500円 / 大学生・専門学校生 400円 / 高校生・65歳以上 250円 / 中学生以下 無料

「VOCA展2026 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」展(上野の森美術館

3月13日に行われた授賞式の様子。前列右から加藤千晶、ソー・ソウエン、戸田沙也加、寺田健人、倉敷安耶

 東京・上野の森美術館で開催中の「VOCA展2026 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」は、3月29日までの会期となっている。開幕レポートはこちら

 「VOCA展」は、現代美術における平面作品の領域で将来性のある若い作家を支援することを目的に1994年から毎年開催されている展覧会だ。全国の美術館学芸員や研究者らが推薦委員として40歳以下の作家を推薦し、その作家が出品する形式が特徴となっている。

 今年33回目となる「VOCA展2026」のVOCA賞を受賞したのは、戸田沙也加の《語られざる者の残響》。また、「VOCA奨励賞」にはソー・ソウエンの《Pain things - ペイン ティングス》、寺田健人の《The Gunshot Still Echoes》 が選出。「VOCA佳作賞」は、加藤千晶の《ゆらぐ輪郭、声の断片を拾う》、倉敷安耶の《手を添える》となった。VOCA賞を受賞した戸田のインタビューはこちら

会期:2026年3月14日〜29日
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2 
開館時間:10:00〜17:00(最終日〜15:00) 
休館日:会期中無休
料金:一般 800円 / 大学生 400円 / 高校生以下無料

「大西茂 写真と絵画」(東京ステーションギャラリー

展示風景より

 東京・丸の内にある東京ステーションギャラリーで開催中の「大西茂 写真と絵画」は3月29日まで開催されている。担当学芸員は東京ステーションギャラリー学芸員の若山満大。開幕レポートはこちら

 大西茂(1928〜94)は岡山県生まれ。北海道大学で数学を研究するかたわら、位相数学(トポロジー)を応用した独自の創造を追求した作家である。戦後日本に巻き起こったアンフォルメル旋風の最中、大西は数学者でありながら、写真、絵画と表現方法を越境しながら、独自の創作活動を探求した。

 本展では、現存する1000点以上の写真と絵画のなかから厳選された作品と、数学研究の遺稿をはじめとした様々な資料が展覧され、大西の創作活動の全貌を明らかにする試みとなる。なお本展は、日本の美術館では初となる大西の回顧展でもある。

会期:2026年1月31日〜3月29日
会場:東京ステーションギャラリー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1
電話番号:03-3212-2485 
開館時間:10:00〜18:00(金〜20:00) ※入館は閉館30分前まで 
休館日:月
料金:一般 1300円 / 高校・大学生 1100円 / 中学生以下 無料

「アルフレド・ジャー あなたと私、そして世界のすべての人たち」(東京オペラシティ アートギャラリー

展示室Eの風景より、《明日は明日の陽が昇る》(2025)

 東京・初台にある東京オペラシティ アートギャラリーで、アルフレド・ジャー(1957〜)の個展「アルフレド・ジャー あなたと私、そして世界のすべての人たち」が3月29日まで開催されている。担当キュレーターは野村しのぶ(東京オペラシティ アートギャラリー シニア・キュレーター)。開幕レポートはこちら

 本展は、「社会問題を他者の物語としてではなく、自分自身も関与しているものとして感じられる展示にしたい」というギャラリーの意向のもと構成されている。会場ではAからEまでの全5章を通じて、写真、映像、建築的スケールの立体作品など、様々なメディアによる作品が展開され、鑑賞者に身体的な体験を促している。

会期:2026年1月21日〜3月29日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー ギャラリー1、2
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:11:00〜19:00 ※入場は閉館の30分前まで 
休館日:月
料金:一般 1600円 / 大・高生 1000円 / 中学生以下無料・障害者手帳等をお持ちの方および付添1名無料

「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」(Bunkamura ザ・ミュージアム

スポットで照らされた作品が並ぶ展示空間。中央は《Colombia, 2016》

 東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、写真家・高木由利子の個展「高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。」が開催中だ。会期は3月29日まで。開幕レポートはこちら

 本展は、高木が1990年代よりアジア、アフリカ、南米など12ヶ国をめぐり撮影してきたシリーズ「Threads of Beauty」を展示するものだ。本シリーズは、各地の伝統的な衣装をまとい生活する人々のポートレートで構成されている。

 また、会場であるBunkamura ザ・ミュージアムを擁する複合文化施設「Bunkamura」は新施設への拡大移転を控えており、本展は現展示室での最後の展覧会となる。なお、会場設計は「KYOTOGRAPHIE 2023」における二条城での高木の展覧会も手がけた、建築家・田根剛が担当した。

会期:2026年3月10日~3月29日
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F
開館時間:13:00~20:00 ※最終入場は19:30まで 
休館日:会期中無休
料金:無料

「ART IN THE PARK: SHUN SUDO "HANA-MI"」(Ginza Sony Park

メインビジュアル

 東京・銀座のGinza Sony Parkで、画家・SHUN SUDOによる個展「ART IN THE PARK: SHUN SUDO "HANA-MI"」が3月29日まで開催されている。

 SHUN SUDOは2015年のニューヨークでの個展開催以来、数多くのポップで鮮やかな作品を描いてきた。本展は、Ginza Sony Parkとコラボレーションし、アートを通して花見という日本の文化を世界に発信するプロジェクトとなっている。

会期:2026年3月7日〜29日
会場:Ginza Sony Park
住所:東京都中央区銀座5-3-1 
開館時間:11:00〜19:00(3月29日〜17:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:年中無休 
料金:無料

 「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」(麻布台ヒルズ ギャラリー

展示風景より、京本が羽織り続けた藤野のサイン入りの半纏

 東京・虎ノ門の麻布台ヒルズ ギャラリーで開催中の「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」が3月29日に閉幕する。開幕レポートはこちら

 本展は、藤本タツキによる同名作品を原作とした劇場アニメ『ルックバック』の展覧会だ。監督の押山清高が自ら展覧会を監修し、解説を手がけている。押山清高のインタビューはこちら

会期:2026年1月16日~3月29日
会場:麻布台ヒルズ ギャラリー
住所:東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MBF 麻布台ヒルズ ギャラリー
電話番号:03-6402-5460(11:00~17:00) 
開館時間:10:00~18:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
料金:一般 2500円 / 4歳~中学生 1700円

「第29回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展(川崎市岡本太郎美術館

展示風景より、高田哲男《FUKUSHIMA5000》

 岡本太郎の精神を継承した岡本敏子によって創設され、毎年、自由な発想で芸術の新しい側面を切り開くアーティストを顕彰してきた「岡本太郎現代芸術賞」(通称「TARO賞」)。その第28回の受賞者が川崎市岡本太郎美術館で発表された。3月29日まで入選作品の展示が行われている。受賞者発表および開幕レポートはこちら

 入選作家は、安西剛、宇佐美雅浩、太田遼、KUMO、黒木重雄、櫻井隆平、Shinon Matsumoto、鈴木藤成、鈴木美緒、Soma Tsuchida、高田哲男、田辺朋宣、德本道修、西久松友花、馬場敬一、Hexagon artistⓇ、ミか星(オガワミチ+石倉かよこ+舘星華)、みずかみしゅうと、毛利華子、山田徹、吉村大星。

 なお、川崎市岡本太郎美術館は改修工事に伴い、3月30日より3年間の休館に入る。これに伴い岡本太郎現代芸術賞も今後3回は休止になる。

会期:2026年1月31日~3月29日
会場:川崎市岡本太郎美術館
住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
電話番号:044-900-9898
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般 700円 / 高・大学生・65歳以上 500円 / 中学生以下は無料

「ダイエー海老名店を銘記するための展覧会 空地のラプソディ」(パープルームギャラリー ダイエー海老名店)

 神奈川県海老名市のパープルームギャラリーで、同ギャラリーが入居するダイエー海老名店の閉店に合わせた展覧会「海老名ラプソディ」が開催されている。会期は3月29日まで。

 2025年8月にダイエー海老名店の専門店街にオープンしたパープルームギャラリー。同店が41年の歴史に幕を下ろすことに際し、本展はショッピングセンターという場所が紡いできた生活や記憶を美術の視点から記録し、分かち合う「お別れ会」として企画された。出展作家には、同ギャラリー店長の梅津庸一、副店長の安藤裕美をはじめ、地元・海老名高校出身で現在は町田で版画工房を営む河原正弘、近隣の写真スタジオで成人式を撮影した経験を持つ海老名在住の卜部鈴木などが名を連ねる。

会期:2026年2月22日〜3月29日
会場:パープルームギャラリー ダイエー海老名店
住所:神奈川県海老名市中央3-2-5
開館時間:12:00〜20:00 
休館日:月火 
料金:無料

「高知の前衛 高﨑元尚と浜口富治」(高知県立美術館

右が高﨑元尚《装置67》(1967)、左が《装置》(1964/1996)。比較すると高﨑の代表作「装置」シリーズが立体的に展開していったことがわかる

 高知市の高知県立美術館で開催中の「高知の前衛 高﨑元尚と浜口富治」が、3月31日に閉幕する。担当は同館主任学芸員の塚本麻莉。会場レポートはこちら

 本展は戦後高知の前衛美術運動を牽引した2人の作家、高﨑元尚(1923〜2017)と浜口富治(1921〜2009)の活動を軸に、高知で生まれた前衛美術運動とその終焉までをたどることで、日本の戦後美術史の一局面に光を当てる試みだ。

会期:2026年2月28日〜3月31日
会場:高知県立美術館 展示室B、C
住所:高知県高知市高須353-2
電話番号:088-866-8000
開館時間:9:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:会期中無休
料金:一般 1200円 / 大学生 850円 / 高校生以下無料

 今週開幕

「没後50年 髙島野十郎展」(大阪中之島美術館

髙島野十郎 蝋燭 1912〜26 福岡県立美術館

 大阪市の大阪中之島美術館で「没後50年 髙島野十郎展」が開幕した。会期は6月21日まで。

 髙島野十郎(1890〜1975)は、福岡県御井郡合川村(現・久留米市)生まれ。東京帝国大学農学部水産学科を首席で卒業するものの画家の道を選び、独学で絵を学んだ。生涯独身で美術団体にも属さず、70歳を過ぎてからは千葉県柏市のアトリエで生活し、亡くなるまで描き続けた。

 本展は、没後50年の節目に開催される、初公開を含めた160点超を展示する過去最大規模の回顧展だ。《蝋燭》や《月》などの代表作をはじめ、青年期や滞欧期の作品にも焦点を当てるものとなる。

会期:2026年3月25日〜6月21日
会場:大阪中之島美術館
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
電話番号:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)
開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉場の30分前まで 
休館日:月(4月27日、5月4日は開館) 
料金:一般 1800円 / 高大生 1200円 / 中学生以下 無料

「ポケモンと考える アート・環境教育展 4」(東京ミッドタウン・デザインハブ)

 東京・六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで、特別展「ポケモンと考える アート・環境教育展 4」が開幕した。会期は4月6日まで。

 本展では、多摩美術大学プロダクトデザイン専攻 Studio3の学生たちが、不用品や廃材をはじめとした身の周りにある様々なモノを材料に制作したポケモンを「POKÉMON UPCYCLE SCULPTURE」と題して展示。昨年展示されたポケモンたちに、ゲンガー、ガブリアス、ミジュマル、ココドラなどの新作が加わり、計91体のポケモンが会場に並ぶ。

会期:2026年3月26日〜4月6日
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ
住所:東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5階
電話番号:03-6721-1665
開館時間:11:00〜19:00 
休館日:会期中無休
料金:無料

企画展「スープはいのち」(21_21 DESIGN SIGHT

展覧会メインビジュアル 原画=田島征三

 東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで、企画展「スープはいのち」が開催される。会期は3月27日〜8月9日。本展ディレクターは遠山夏未。

 本企画は「スープ」というキーワードを入り口に、衣食住の根源をあらためて見つめ直すものだ。スープは、水と食材を火にかけるという最小の行為から生まれるが、その一杯には、素材に宿る力、熱の移ろい、土地の歴史、身体の感覚、器や食空間の佇まいといった多様な層が同時に息づいている。こうした目に見えにくい事象を手がかりとして、生活をかたちづくる環境を「包む」という視点から紐解いていく。

会期:2026年3月27日〜8月9日
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 
開館時間:10:00〜19:00 ※入場は18:30まで
休館日:火(ただし、5月5日は開館) 
料金:一般 1600円 / 大学生 800円 / 高校生 500円 / 中学生以下無料

「チュルリョーニス展 内なる星図」(国立西洋美術館

ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス 祭壇 1909 厚紙にテンペラ 国立M. K. チュルリョーニス美術館(カウナス)所蔵 M. K. Čiurlionis National Museum of Art, Kaunas, Lithuania.

 東京・上野の国立西洋美術館で、リトアニアの画家・チュルリョーニスの 34年ぶりとなる大回顧展「チュルリョーニス展 内なる星図」が開催される。会期は3月28日~6月14日。担当学芸員は山枡あおい(国立西洋美術館 研究員)。

 リトアニアを代表する芸術家、ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875〜1911)は、絵画と音楽というふたつの領域で類まれな才能を示し、35歳の若さで亡くなるまでのわずか6年ほどの画業で、300点以上もの作品を手がけた。会場では、国立M. K. チュルリョーニス美術館が所蔵する主要な絵画やグラフィック作品、約80点を紹介。人間の精神世界や宇宙の神秘を描いた幻想的な作品のうち、独創的な象徴に満ちた《祭壇》や謎に包まれた最大の代表作《レックス(王)》が日本初公開される。

会期:2026年3月28日~6月14日
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30~17:30(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、3月30日、5月4日は開館)、5月7日
料金:一般 2200円 / 大学生 1300円 / 高校生 1000円

「NHK日曜美術館50年展」(東京藝術大学大学美術館

「NHK日曜美術館50年展」キービジュアル

 東京・上野にある東京藝術大学大学美術館で、「NHK日曜美術館50年展」が開催される。会期は3月28日~6月21日。

 NHK「日曜美術館」は、1976年の放送開始以来、今日まで2500回を超える長寿番組だ。本展は、同番組の50年の歴史のなかで取り上げてきた120点を超える名品を全5章構成で紹介するもの。数多の“美”の魅力を、展覧会というかたちで提示する。

会期:2026年3月28日~6月21日
会場:東京藝術大学大学美術館
住所:東京都台東区上野公園12-8
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル、9:00〜20:00)  
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、5月4日は開館) 
料金:[前売]一般 1800円 / 高校生・大学生 1000円[当日]一般 2000円 / 高校生・大学生 1200円

「ぐるぐる展—進化しつづける人類の物語」(MoN Takanawa: The Museum of Narratives)

開館記念特別展「ぐるぐる展 進化しつづける人類の物語」で展示されている大型バルーンの《大きなUZU》。キャラクターデザインはnanaoが務めた

 東京・港区の高輪ゲートウェイ駅に隣接する再開発地区「TAKANAWA GATEWAY CITY」内に、 地上6階地下3階の複合型ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」(以下、MoN Takanawa)が3月28日に開館する。内覧会の様子はこちら

 TAKANAWA GATEWAY CITYにおける文化創造の拠点として「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに掲げるMoN Takanawaでは、開館記念展として「ぐるぐる展—進化しつづける人類の物語」を同日より開催。宇宙から縄文土器、回転寿司、指紋やつむじ、思考の巡りまで、古今東西の「ぐるぐる(らせん)」が集結。これをテーマに、新しい世界の見方、生き方に出会うためのプログラムが展開される。

会期:2026年3月28日~9月23日
会場:Box1500(MoN Takanawa: The Museum of Narratives)
住所:東京都港区三田3-16-1
開館時間:10:00〜19:00(金土〜21:00)
休館日:毎月第2火(ただし、2026年4、5、8月は第2火曜も開館し、8月18日を休館日)
料金:一般 2500円 / U25 1500円 / 小中高生 800円 / 未就学児 無料