水戸芸術館が1992年から行っている企画展「クリテリオム」では、新作を中心に若手作家を紹介している。その93回目となる本展では益永梢子を紹介する。
益永梢子 binder 2016 キャンバス、アクリル絵の具、鉛筆、バインダー用金具 約20×27×3cm 益永梢子は1980年大阪府生まれ。タイルや折りたたまれたキャンバス、あるいはパンなどを支持体に、絵画とも彫刻ともとれ、しかし同時にどの領域にも属さないような作品を発表してきた。
本展では、アクリルボックスにキャンバスを詰めた作品を中心に、新しい手法の作品を展示。絵画と空間の関係性、そして絵画の可能性を探求する益永の活動を紹介する。