EXHIBITIONS

愛のカタチ -幻の春画《稚児草紙》公開-

2026.09.19 - 2027.01.17

甲斐荘楠音《娘道成寺》(20世紀) 前期展示 福田美術館蔵

 京都・嵐山の福田美術館で「愛のカタチ -幻の春画《稚児草紙》公開-」展が開催される。会期は9月19日〜2027年1月17日。

 本展では、画家たちが「春画」というかたちで描き出してきた愛と欲望、人が人を求める感情の歴史をたどる展覧会となる。会場では、初の一般公開となる《稚児草紙》を展示。本作は、14世紀初めに制作された稚児と僧侶らとの親密な関係を詞書とともに記した絵巻で、模写や書籍等を通じて実在することだけが知られていた、幻の春画とされている。

 あわせて、本展では、男女の営みを描いた日本最古の春画のひとつである《小柴垣草紙》を谷文晁(1763〜1841)が模した巻物を展示する。さらに、月岡雪鼎(1726〜87)らが手がけた肉筆による春画の数々や、葛飾北斎(1760〜1849)が70代の頃に制作した《浪千鳥》(1818〜30)を含む12点の春画の作品を紹介。加えて、上村松園や鏑木清方らが描いた「愛」にまつわる作品を展覧する。