RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展

　LURF GALLERY 2階で「RESONANCE ─ コーゲ、フリーベリ、リンドベリ展」が開催される。

　20世紀スウェーデン陶芸を代表し、北欧デザインの中心地のひとつであるグスタフスベリ製陶所の黄金期を築いたヴィルヘルム・コーゲ（1889〜1960）、ベルント・フリーベリ（1899〜1981）、スティグ・リンドベリ（1916〜1982）による展覧会が開催。

　コーゲの重厚な造形、フリーベリの精緻なフォルム、リンドベリの自由で装飾的な表現。それぞれ異なる個性を追求しながらも、師弟関係を通じて結びつき、北欧陶芸に新たな展開をもたらした。素材と造形への探究心と釉薬の試みによって生み出された作品群は、今日に至るまで国際的に評価され、モダニズム工芸の象徴とされている。

　本展は、1945年に開催された3人展を「RESONANCE（共鳴）」というテーマで現代に再現するもの。彼らの歴史とともに過去から現在へと響き継がれる工芸の魅力を感じ取ってほしい。