EXHIBITIONS
幕末土佐の天才絵師 絵金
サントリー美術館で、「幕末土佐の天才絵師 絵金」を開催いたします。
幕末から明治初期にかけて活躍した土佐の絵師・金蔵(1812~76)は、芝居絵屏風の制作で知られ、高知では「絵金さん」として親しまれてきた。歌舞伎や浄瑠璃の物語を極彩色で描いた屏風は、いまなお夏祭りのあいだに神社や商店街の軒下に飾られ、提灯や蝋燭の灯りで浮かび上がる画面は、見る者に強い印象を残す。
1966年の雑誌『太陽』での特集をきっかけに一時ブームとなり、近年では高知県香南市赤岡町に絵金蔵が開設され、香南市野市町には創造広場「アクトランド」(現・アクトミュージアム)の絵金派アートギャラリーがオープンするなど、作品を保存・研究・展示体制が整いつつある。
本展は、地方に点在する貴重な芝居絵屏風が一堂に会する、東京の美術館で初の大規模展。高知県外での巡回展を経て開催。絵金の知られざる魅力を紹介する機会となる。
幕末から明治初期にかけて活躍した土佐の絵師・金蔵(1812~76)は、芝居絵屏風の制作で知られ、高知では「絵金さん」として親しまれてきた。歌舞伎や浄瑠璃の物語を極彩色で描いた屏風は、いまなお夏祭りのあいだに神社や商店街の軒下に飾られ、提灯や蝋燭の灯りで浮かび上がる画面は、見る者に強い印象を残す。
1966年の雑誌『太陽』での特集をきっかけに一時ブームとなり、近年では高知県香南市赤岡町に絵金蔵が開設され、香南市野市町には創造広場「アクトランド」(現・アクトミュージアム)の絵金派アートギャラリーがオープンするなど、作品を保存・研究・展示体制が整いつつある。
本展は、地方に点在する貴重な芝居絵屏風が一堂に会する、東京の美術館で初の大規模展。高知県外での巡回展を経て開催。絵金の知られざる魅力を紹介する機会となる。