リト@葉っぱ切り絵展

　武蔵野市立吉祥寺美術館で「リト@葉っぱ切り絵展 〜小さな葉っぱに広がる世界〜」が開催される。

　葉っぱ切り絵アーティストのリトは、1986年東京都生まれ。神奈川県で育つ。リトは大学卒業後、会社員として約9年働くが、働きにくさから自身がADHDであることに気づいた。退職し、自分に何ができるかを考えたとき「ADHDの特徴でもある、細かい作業に集中しはじめると周りの声も聞こえないくらい没頭できる自分にはアートが向いているのでは」と考え、独学でアート制作に取り組み始める。

　緻密なボールペン画から始まり、スクラッチアート、粘土絵付け、紙の切り絵など試行錯誤のすえ、ついに葉っぱ切り絵に辿り着く。本展では、独自の世界観を展開した葉っぱ切り絵と、そこに辿り着くまでの試行錯誤の創作の軌跡を紹介する。