編集部が選ぶオリジナル・ミュージアムグッズ(大田区立龍子記念館)
日本全国にあるミュージアムが販売するオリジナルのグッズ。編集部がとくに気になるものを館ごとにピックアップしてご紹介する。※9月29日24時まですべての方に全文お読みいただけます

龍子記念館は、近代日本画の巨匠と称される川端龍子(1885〜1966)の文化勲章受章と喜寿を記念して1963年に設立された館です。当初から運営を行ってきた社団法人青龍社の解散にともない、91年からは大田区立龍子記念館として区がその事業を引き継いぎ、大正初期から戦後にかけての約140点あまりの龍子作品を、多角的な視点から紹介しています。

また、龍子記念館の向かいにある龍子公園には、旧宅とアトリエを保存。画家の生活をいまも伝えるとともに、戦時中に落とされた爆弾によってできた窪みを池とした「爆弾散華の池」も庭園の一部に残されています。かつて畑だったこの場所に植えていた野菜が、爆風とともに吹き飛び様を描いた龍子の代表作のひとつ《爆弾散華》(1945)も、ここで生まれました。旧川端龍子邸と画室は、2024年3月に国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。
そんな同館のグッズは、大型のものが多い龍子作品の持つ迫力や繊細さを上手に落とし込み、日常のなかで楽しめるものが多いです。そのいくつかを紹介します。
扇子
龍子の代表作のひとつに数えられる、六曲一双の金泥画の大作《草の実》(1931)。描かれているのは自邸の周囲に生い茂っていた草花だ。雑草とされている植物を、奈良~平安時代の写経に使われた金泥の様式に着想して豪奢に描いた作品です。同館オリジナルの扇子は、本作をどこにでも持ち歩ける扇子にあしらっています。

税込価格:2500円
メモ帳
《都会を知らぬ子等》は、1952年に制作された、龍子の戦後を代表する大作のひとつ。農村や山間部で伸び伸びと暮らす田舎の子供たちを描いており、背景には豊かな自然や昔ながらの日本の風景が広がっています。本作をモチーフとしたメモ帳は、右下に描かれている子供たちの顔がピックアップされており、その無垢な表情に安心感が宿っています。

税込価格:300円
一筆箋
爆弾が炸裂し飛び散る野菜を描いた《爆弾散華》。金の砂子で、爆弾が炸裂した瞬間の光や衝撃波を表現しています。戦争の死者を弔う意味も込められている本作を、一筆箋に。鮮やかなカラー印刷が作品の雰囲気を伝えてくれます。

税込価格:300円
クリアファイル
《草の実》と《爆弾散華》の2枚のクリアファイルをセットで販売。作品の迫力をしっかりと切り取った構図が嬉しい一品です。

税込価格:300円
ポストカード
同館所蔵の代表作《草の実》《爆弾散華》とともに、館の外観や内観、旧宅とアトリエもセットになった8枚組のポストカードセット。龍子記念館の魅力がひとつにまとまったカードセットです。

税込価格:500円







