[ARTIST IN FOCUS]玉山拓郎:直感と記憶の「自然な判断」による主体性の最小主義

身近にある事象やイメージを参照した立体的な造形や鮮やかな照明、映像、音響を組み合わせたインスタレーションを制作する玉山拓郎。豊田市美術館で開催された過去最大規模の個展「FLOOR」では、5つの展示室にわたってひとつの巨大な構造物を展示。近年の制作における態度から、本展の背景を聞いた。

取材・文=大岩雄典(美術家)

「玉山拓郎:FLOOR」展(豊田市美術館、2025)の会場内にて 撮影=大町晃平(W)