「第3回BUG Art Award ファイナリスト展」が開催。6名の作家がBUGを舞台にプレゼンテーション
東京・八重洲のBUGで、「第3回BUG Art Award ファイナリスト展」が開催される。今回の「BUG Art Award」のファイナリスト選出されたのは、沖田愛有美、徐秋成、善養寺歩由、髙橋瑞樹、吉原遼平、里央の6名。会期は9月23日〜10月19日。

リクルートホールディングスが運営する、東京・八重洲のBUGで、「第3回BUG Art Award ファイナリスト展」が開催される。会期は9月23日〜10月19日。
「BUG Art Award」は、制作活動年数が10年以下のアーティストを対象にしたアワード。審査員からのフィードバックの提供や、展示・設営に関する相談会の開催などのサポートを行い、審査の過程でアーティストの成長を支援するものだ。BUGの前身であるガーディアン・ガーデンが31年間実施してきた『ひとつぼ展』(1992〜2008)、「1_WALL」(2009〜23)を引き継ぎ、新しい表現への挑戦やアーティストのキャリア形成をバックアップしている。

会期中の9月30日には、グランプリ1名を選出するための公開最終審査を実施。グランプリ受賞者は、約1年後にBUGにて個展を開催し、設営撤去をあわせた作品制作費上限300万円と別途アーティストフィーが支給される。展示・設営に関する相談会の開催などのサポートを行い、審査にまつわる過程でアーティストの成長を支援。また、会期中の9月24日及び10月18日の各日19時からは、ファイナリスト6名による展示ツアーとトークイベントを開催。当日はファイナリストによる作品説明のほか、BUG Art Awardへの応募きっかけや、普段の制作活動についてなど、様々なテーマから6名を知ることができる。
審査員を務めるのは菊地敦己(アートディレクター/グラフィックデザイナー)、中川千恵子(トーキョーアーツアンドスペース・学芸員)、横山由季子(東京国立近代美術館研究員)と、今回から新たに審査員となった百瀬文(美術家)、やんツー(美術家)。9月30日には6名のファイナリストが、バグ展の展示内容とグランプリを受賞した際の個展プランについてプレゼンテーションを行う公開最終審査を実施。その内容をもとにグランプリが決定する。なお、審査の様子は予約者にオンライン配信を通じて公開される。
今回選出されたのは、沖田愛有美、徐秋成、善養寺歩由、髙橋瑞樹、吉原遼平、里央の6名。それぞれの表現は絵画、工芸、インスタレーション、映像、メディアアート、ランドアートなど多岐にわたり、本展はファイナリスト6名の話し合いにより展示位置を決め、BUGの空間を使って展示・設営のシミュレーションなどを行いながら最終の展示プランを決定した。