2025.8.18

韓国を代表するアートフェア「Kiaf SEOUL」に今年も注目。20カ国以上から175のギャラリーが出展

韓国を代表するアートフェア「韓国国際アートフェア」(Korea International Art Fair SEOUL)、通称Kiaf SEOULが、今年も開催される。会期は9月3日〜7日。

Kiaf SEOUL 2024
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 韓国を代表するアートフェア「韓国国際アートフェア」(Korea International Art Fair SEOUL)、通称Kiaf SEOULが、今年も開催される。会期は9月3日〜7日。今回も昨年同様、フリーズ・ソウルと同時開催となる。

Kiaf SEOUL 2024
Fernando Botero Two Friends Oil on canvas 167×135cm 2012(Art of the World)
André Masson Femme surprise 1932 Oil on canvas 100×84.8cm(DIE GALERIE)
Minjung Kim The Street 2024 Mixed media on mulberry Hanji paper 100×140cm(Gallery Hyundai)

 会場となるのはソウルの大型展示場・COEX。今年は世界20ヵ国から175のギャラリーが集まる。今年は、Art of Nature Contemporary(香港)、The Bridge Gallery(パリ)、hide gallery(東京)、h-u-e(釜山)、021Gallery(大邱)、Primo Marella Gallery(ミラノ)、LWArt(東京)、NUMBER 1 GALLERY(バンコク)、Window Fourteen(ジュネーブ)、yoonsungallery(大邱)、Galerie Zink(ゾイバースドルフ)、SISTEMA GALLERY(モスクワ)など、21のギャラリーが初参加する。

Jeongsoon Oum Hidden Whisper Flying 24-5 2024 Oil、acrylic、charcoal on canvas 60×145cm(Hakgojae)
Eunjin Kim Locations of God_Hordes of People 10 2025 Acrylic mother of pearl wood panel 48×74×5cm (KEUMSAN GALLERY)
Tschangyeul Kim SA07022 2006 Acrylic and Oil on canvas 72.7x116.8cm (PYO GALLERY)

 韓国画廊協会会長のイ・ソンフンは、今年のKIAFについて次のように述べている。「今年のKiafは、国際的・国内的に最も優れたアートを世界へ届けるという使命を継続するため、出展内容の質向上と参加ギャラリーの選定精度を高めることに注力した。厳格な選考プロセスを通じ、より集中的かつインパクトのあるプラットフォームを創出し、韓国現代美術の卓越性を世界舞台で示していく」。

Nathan Coley Over The Mountains of the Moon 2023 Zuber Wallpaper、lightbox 184×87×8cm (The Page Gallery)
Sanghwa Chung Untitled 84-3-1 1984 oil on canvas 100×81cm (Wellside Gallery)
Myungmi Lee Flowerpot 2024 Acrylic on canvas 45.5×45.5cm(Wooson Galleryy)

 新進アーティストやギャラリーのためのキュレーション・プラットフォーム「Kiaf PLUS」は4回目の開催を迎え、メイン会場内で19の新進ギャラリーとアーティストを紹介する。韓国からはLa Heen(ソウル)やTHEO(ソウル)が参加し、海外からはThe Bridge Gallery(パリ)、hide gallery(東京)などが出展。

Kiaf SEOUL 2024
Kiaf SEOUL 2024

 さらに今年の特別展「Reverse Cabinet」は日韓国交正常化60周年を記念し、韓国からドン・ソンピル、ユム・ジヘ、チョン・グムヒョン、オ・カイ、日本から竹村京、髙橋銭の作品を展示。本展はソウル・イルミン美術館のチーフキュレーターでありキュレーション・プラットフォームWESS共同ディレクターのユン・ジュリと、東京のオルタナティブスペース「The 5th Floor」共同ディレクターの岩田智哉が共同キュレーションを担当する。両者の専門性を生かし、収集と展示の芸術的言語の進化を探りながら、収集行為を現代美術における重要な選択と表現のかたちとして位置づけ、産業素材、デジタル画像、インターネット・ミーム、アーカイブ映像、無形の体験やデータなどを用いて構築される層状の越境的対話を提示。「所有」ではない「創造」としてのコレクションの可能性を探るという。

Kiaf SEOUL 2024
Kiaf SEOUL 2024

 「Kiaf HIGHLIGHTS」では、出展者が選出した新進アーティストを特集。Kiaf委員会が応募作品を精査し、最終候補10名を決定する。フェア開催前には公式SNSやウェブサイト、カタログで紹介とインタビューを行い、学術研究者、キュレーター、美術専門家による審査で3名を選出、9月3日にそれぞれ1000万ウォンを授与する。

Kiaf SEOUL 2024

 今年も東アジアの現代美術を牽引するプログラムがそろった「Kiaf SEOUL」。日本から訪れる価値は大いにありそうだ。