2025.7.4

「第13回500m美術館賞」が作品公募を開始。ゲスト審査員に十和田市現代美術館館長・四方幸子

札幌大通地下ギャラリー500m美術館が、現代アートの作品プランおよび企画プランのコンペティション「第13回500m美術館賞」の公募を開始した。

 札幌大通地下ギャラリー500m美術館が、現代アートの作品プランおよび企画プランのコンペティション「第13回500m美術館賞」を実施。公募が始まった。

 同賞では、500m美術館の大きな特徴であるガラスケース(幅12,000mmx高さ2,000mmx奥行650mm)2基、全長24mの作品展示プランを募集。アーティストの個展、キュレーターによる企画展、作家同士のグループ展など、ガラスケース2基の空間を生かしたプランが期待される。なお年齢、性別、学歴、国籍、団体、個人、作家、企画者などは不問だ。

 10月上旬〜中旬に1次書類審査が行われ、2次面接者を選出。10月下旬〜11月上旬に2次面接審査を経て入選者4組が決定する。入選作品は2026年1月25日から開催される「500m美術館賞入選展」で作品が展示され、展覧会初日に審査員が実際の展示をみて最終審査を実施。そのなかから1組のグランプリに選出する流れとなる。

 制作費として2次審査通過の入選者4組には各20万円が、またグランプリには賞金20万円が提供される。

 今年のゲスト審査員は、国内外で活躍するキュレーターであり、今年十和田市現代美術館館長に就任した四方幸子。また三橋純予(北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)と吉崎元章(本郷新記念札幌彫刻美術館館長)も審査員を務める。