恵比寿の公園に名和晃平のパブリック・アートを設置。一時避難場所を周知
東京・渋谷区の恵比寿東公園に、防災意識の向上や災害への備えのため、彫刻家・名和晃平によるパブリック・アートが設置された。

タコの形のすべり台があることでも知られる、東京・渋谷区の恵比寿東公園に彫刻家・名和晃平によるパブリック・アートが設置された。
本作品は、災害時の一時退避場所と避難経路を来街者に周知するため、2017年に渋谷区によって発足したシブヤ・アロープロジェクトの一環として実施するもの。来街者が一時的に退避できる一時退避場所の位置を、アートを通じて情報発信し、防災意識の向上や災害への備えを行うことを目的としている。これまでに同プロジェクトの一環として、バリー・マッギー、森山大道、HITOTZUKI(ヒトツキ)、ロッカクアヤコなどの壁画作品が制作されてきた。
名和は1975年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。Pixel(画素)とCell(細胞・器)が融合した「PixCell」の概念を基軸に、発泡ポリウレタン、ガラスビーズ、プリズムシートといった多彩な素材が持つ特性と最先端の技術をかけ合わせた彫刻制作、空間表現を行っている。