今週末に見たい展覧会ベスト8。「上村松園」展から歌舞伎町の春画展まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」(山種美術館)

東京・広尾の山種美術館で開催されている、特別展「生誕150年記念 上村松園と麗しき女性たち」が7月27日閉幕する。レポートはこちら。
「一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願」と語った日本画家・上村松園。この言葉どおり、清らかで気品に満ちた松園の作品は、いまもなお多くの人々を魅了し続けている。
本展は、松園の誕生150年を記念し開催されるもの。数々の名品を取り揃えてその画業をたどるとともに、松園と同時代の画家から現在活躍中の若手作家に至るまで、女性の姿を描いた作品が紹介されている。
会期:2025年5月17日~7月27日
会場:山種美術館
住所:東京都渋谷区広尾3-12-36
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般 1400円 / 大学・高校生 1100円 / 中学生以下 無料(付添者の同伴が必要)
「企画展 死と再生の物語(ナラティヴ) ―中国古代の神話とデザイン」(泉屋博古館東京)

東京・六本木にある泉屋博古館東京で開催されている、「企画展 死と再生の物語(ナラティヴ) ―中国古代の神話とデザイン」が7月27日に閉幕する。レポートはこちら。
本展は、泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)所蔵の青銅鏡の名品を中心として、中国古代の洗練されたデザイン、その背景となった神話や世界観を紹介する展示となる。「動物/植物」「天文」「七夕」「神仙への憧れ」という主に4つの観点から、デザインの背景を読み解き、さらに日本美術に与えた影響についても理解を深められる機会となっている。
会期:2025年6月7日~7月27日
会場:泉屋博古館東京
住所:東京都港区六本木1-5-1
開館時間:11:00~18:00(金~19:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般1200円 / 学生600円 / 18歳以下 無料