古美術鑑賞入門シリーズの第6弾。根津美術館で企画展「はじめての古美術鑑賞-写経と墨蹟-」が開催
東京・南青山の根津美術館で、「はじめての古美術鑑賞」シリーズの第6弾となる、企画展「はじめての古美術鑑賞-写経と墨蹟-」が開催される。会期は5月31日〜7月6日。

東京・南青山の根津美術館で、企画展「はじめての古美術鑑賞-写経と墨蹟-」が開始される。同館で2016年から開催されている、古美術鑑賞の入門編となるような展覧会である「はじめての古美術鑑賞」シリーズの第6弾となる。会期は5月31日〜7月6日。
若い世代の仏像や刀剣、琳派への注目度の高まりを背景に、同館で始まった「はじめての古美術鑑賞」シリーズ。敷居が高いと思われがちな古美術の専門用語を作品例とともに解説し、古美術の面白さを体感できるような機会をつくることを目的としている。過去には、「絵画の技法と表現」(2016)、「紙の装飾」(2017)、「漆の装飾と技法」(2018)、「絵画のテーマ」(2019)、「人をえがく」(2021)の計5回の展示を行っている。
第6弾となる本展では、仏教に基づく古美術の重要なジャンルである写経と墨蹟(ぼくせき)を取り上げる。展示室を二分して写経と墨蹟を並べ、その違いを比較できるような展示構成となる。展示作品は同館が所蔵する国宝、重要文化財が中心となり、書としての見どころや歴史的な重要性などの鑑賞ポイントを、専門用語の解説とともに知ることができる。