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2026.8.26

暑い日に食べたい。ミュージアムで出会えるひんやりスイーツ(西日本編)

まだまだ暑い日が続く今日このごろ。冷房の効いた静かな美術館は、アート鑑賞とともに涼を楽しめる最高のスポットと言えるだろう。作品の余韻に浸りながら立ち寄りたい併設のカフェには、旬のパフェやかき氷、濃厚なソフトクリームなど、見た目も涼やかなスイーツが勢ぞろい。本稿では、暑い日のおでかけに訪れたい美術館と、そこで出会うことができる「ひんやりスイーツ」を紹介する。 ※8月27日24時まで、すべての方に全文お読みいただけます。

MOA美術館の「なみうらソフト」 写真提供:MOA美術館
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金沢21世紀美術館「まるびぃパフェ」(石川県)

 「まちに開かれた公園のような美術館」を建築コンセプトとし、レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》(2004)をはじめとする恒久展示作品や展覧会の開催でにぎわいを見せる「金沢21世紀美術館」。SANAA建築の特徴でもあるガラス張りの開放感あふれる空間と、表裏をつくらない丸い建築が印象的なスポットだ。

金沢21世紀美術館 外観 撮影:渡邉修 写真提供:金沢21世紀美術館

 館内にあるカフェレストラン「Fusion21」は、金沢の地元食材をふんだんに取り入れたメニューが魅力。夏季限定で提供される「まるびぃパフェ」(税込価格:2310円/提供期間:7〜9月の14:00〜17:00)は、同館の愛称でもある「まるびぃ」(まるいびじゅつかん)をモチーフにした、見た目も可愛らしいスペシャルスイーツだ。ほかにも、季節のジェラートや冷たいデザートメニューが揃っており、アート散策の合間に涼を楽しめる。

シャインマスカットをふんだんに使った夏季限定の「まるびぃパフェ」 写真提供:金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館「Fusion21」
営業時間:10:00〜20:00(ラストオーダーは19:00)

MOA美術館「なみうらソフト」「季節のフルーツパフェ」(静岡県)

 熱海の丘陵地に位置し、相模灘を見下ろす絶景と国宝・重要文化財を楽しめる「MOA美術館」。館内には趣の異なる、魅力的な2つのスイーツスポットがある。

MOA美術館 外観 写真提供:MOA美術館

 「the café」では、同館のコレクションでもある葛飾北斎「冨嶽三十六景《神奈川沖浪裏》」をイメージした「なみうらソフト」(税込価格:600円/提供期間:通年)が人気。青と白のグラデーションが映える一品だ。いっぽう「La Pâtisserie du musée par Toshi Yoroizuka」では、パティシエ・鎧塚俊彦プロデュースによる「季節のフルーツパフェ」(税込価格:1980円/提供期間:通年)が味わえる。絶景とともに極上のひんやりスイーツを満喫するのもよいだろう。

なみうらソフト 写真提供:MOA美術館
季節のフルーツパフェ(内容は季節ごとに異なる) 写真提供:MOA美術館

MOA美術館
「the café」
営業時間:9:30〜16:30(ラストオーダーは16:00)

「La Pâtisserie du musée par Toshi Yoroizuka」
営業時間:11:00〜16:00(ラストオーダーは15:30)

福田美術館「エルダーフラワーと桃のレモンスカッシュ」(京都府)

 渡月橋を臨む嵐山に建つ日本画専門の「福田美術館」。併設の「パンとエスプレッソと福田美術館」は、庭園と大堰川の美しい景観を前面に配したガラス張りのカフェとして人気のスポットだ。

福田美術館 外観 写真提供:福田美術館

 この夏、同館で開催中の企画展「幸せになりたい! ー祈りの絵画ー」(〜9月6日)に合わせて登場したメニューのひとつが「エルダーフラワーと桃のレモンスカッシュ」(税込価格:850円/提供期間:9月6日まで)。華やかなエルダーフラワーの香りと桃の優しい甘み、爽やかなレモンの酸味が心地よく、嵐山の豊かな自然を眺めながらリフレッシュできる一杯だ。

エルダーフラワーと桃のレモンスカッシュ 写真提供:福田美術館

福田美術館「パンとエスプレッソと福田美術館」
営業時間:10:00〜17:00(ラストオーダーは16:30)

足立美術館「抹茶のシャーベットとジャージーミルクのアイスクリーム」「冷やし出雲ぜんざい」(島根県)

 アメリカの日本庭園専門誌で長年連続日本一に選ばれている「足立美術館」。館内の「喫茶室 翆」および「喫茶室 大観」では、まるで一幅の絵画のような庭園を大きな窓越しに眺めながら寛ぐことができる。

足立美術館の日本庭園 写真提供:足立美術館

 この庭園を臨みながら楽しみたいのは、「抹茶のシャーベットとジャージーミルクのアイスクリーム」(喫茶室 翆/税込価格:1300円/提供期間:通年)、そして冷たさと甘さがクセになる「冷やし出雲ぜんざい」(喫茶室 大観/税込価格:1300円/提供期間:夏季限定。夏季以外は温かい「出雲ぜんざい」を提供)。濃厚な抹茶の苦味とミルクのコク、また出雲名物のぜんざいを冷やしていただく風情あふれる甘味は、庭園美鑑賞の最高のパートナーと言えるだろう。

抹茶のシャーベットとジャージーミルクのアイスクリーム 写真提供:足立美術館
冷やし出雲ぜんざい 写真提供:足立美術館

足立美術館
「喫茶室 翆」「喫茶室 大観」
営業時間:9:00〜閉館時刻

ベネッセハウス ミュージアム「数量限定 南瓜のパフェ」「パフェセット バラ」「フロート レモンとオリーブ」(香川県)

 直島の大自然のなかに位置し、「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに1992年に誕生した「ベネッセハウス ミュージアム」。その2階にあるミュージアムカフェは、瀬戸内海を一望できる最高のロケーションを誇る。

ベネッセハウス ミュージアム 外観 写真提供:ベネッセハウス ミュージアム

 注目は、直島のシンボルでもある草間彌生の《南瓜》を彷彿とさせる、数量限定の「南瓜のパフェ」(税込価格:1100円/提供期間:通年)。そして、今年新たに同ミュージアムに展示された須田悦弘の作品にちなんだパフェセット「バラ」(税込価格:1600円/提供期間:9月1日よりパフェ単体[1100円]での提供)や、フロート「レモンとオリーブ」(税込価格:980円/提供期間:9月末まで)だ。洗練された美しいビジュアルと瀬戸内の爽やかな風味が詰まったスイーツは、直島巡りの旅をよりいっそう特別なものにしてくれるだろう。

南瓜のパフェ 写真提供:ベネッセハウス ミュージアム
パフェセット「バラ」 写真提供:ベネッセハウス ミュージアム
フロート「レモンとオリーブ」 写真提供:ベネッセハウス ミュージアム

ベネッセハウス ミュージアム「ミュージアムカフェ」
営業時間:10:00〜17:00(ラストオーダーは16:30) 
*内容や提供期間は変更されることがあります。

福岡市美術館「Wind大濠 ソフトクリーム」(福岡県)

 大濠公園の豊かな緑と水辺に囲まれた「福岡市美術館」。1階にあるカフェ「アクアム」はホテルニューオータニ博多による運営で、ガラス張りの窓辺からは広大な水景を臨むことができる。

福岡市美術館。中央の作品はインカ・ショニバレCBE《ウィンド・スカルプチャー(SG)Ⅱ》(2021) 撮影:山中慎太郎(Qsyum!) Copyright Yinka Shonibare CBE, 2021. Courtesy of James Cohan Gallery, New York 写真提供:福岡市美術館

 このカフェならではのメニューとしておすすめしたいのが、ナイジェリア系イギリス人のアーティスト、インカ・ショニバレCBEによる野外彫刻《ウィンド・スカルプチャー(SG)Ⅱ》(2021)をモチーフにしたスペシャルソフトクリーム「Wind大濠」(税込価格:935円[テイクアウトは918円]/提供期間:通年)だ。とくに、「アフリカンプリント」を再現したトッピングのチョコレートのこだわりには注目したい。作品鑑賞や公園散策の合間のクールダウンにもぴったりだ。

Wind大濠ソフトクリーム 写真提供:福岡市美術館

福岡市美術館 カフェ「アクアム」
営業時間:9:00~19:00(7~10月の金土は〜20:00、ラストオーダーは終了30分前まで)

長崎県美術館「長崎ミルクセーキ」(長崎県)

 長崎港に面した「長崎水辺の森公園」に隣接し、水辺のプロムナードや屋上庭園と一体化したガラス張り建築が目をひく「長崎県美術館」。美術館棟とギャラリー棟を結ぶ運河の上にある2階の回廊には、この自然豊かな景観を楽しめるカフェがある。

長崎県美術館 外観 写真提供:長崎県美術館

 このカフェで味わえるのは、濃厚でどこか懐かしい「長崎ミルクセーキ」(税込価格:800円[イートインのみ]/提供期間:通年)。一般的なものとは異なり、シャリシャリの食感とミルクの味わいが楽しめる、スプーンで「食べる」のが特徴のミルクセーキだ。運河を行き交う船や港の風情を眺めながら、涼しい店内で贅沢な時間を過ごすのもいいだろう。

長崎ミルクセーキ 写真提供:長崎県美術館

長崎県美術館 ミュージアムカフェ
営業時間:11:00~17:00