2026.4.30

首都圏から日帰りで行けるアートスポット:軽井沢編

首都圏から気軽に日帰りで行けるアートスポットを紹介。今回は長野・軽井沢のおすすめアートスポットをまとめました。※5月1日24時まで、すべての方に全文お読みいただけます。

THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田
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軽井沢安東美術館

 軽井沢駅北口より徒歩約8分、軽井沢大賀ホールのすぐ近くに位置する軽井沢安東美術館。日本初の藤田嗣治(1886~1968)だけを展示する、2022年にオープンした個人美術館だ。

軽井沢安東美術館の外観

 藤田の生誕140周年を記念して開催中の「生誕140年 藤田嗣治 展」(〜7月5日)では、同館のコレクションから、過去最多となる約200点を展示。乳白色の裸婦や猫、少女像をはじめ、宗教画や風景画、戦争画など多様な主題を網羅し、初期から晩年までの画業を通覧できる。未公開作品も含めた充実した内容により、藤田の表現の変遷と全体像を総合的に紹介する大規模な回顧的展示となっている。

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10
電話番号:0267-42-1230
開館時間:10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:12月31日、1月1日、冬季メンテナンス期間(1月または2月)、展示替え期間中
料金:一般 2300円 / 高校生以下 1100 円 / 未就学児無料

軽井沢千住博美術館

 軽井沢駅からタクシーで約10分、中軽井沢駅からタクシーで約5分の場所に位置する軽井沢千住博美術館は、世界的に活躍する日本画家・千住博が手がけた初期作品から近作までを展示する施設だ。

撮影:阿野太一 © 軽井沢千住博美術館

 建築の設計者は、妹島和世とのユニット・SANAAにて建築界のノーベル賞「プリツカー賞」を受賞した西沢立衛。千住が西沢に「明るく開放的な、いままでなかったような美術館を考えられないか」とオファーして生まれた同館は、もとの地形を生かし緩やかに傾斜させた床やガラス張りの壁面など、斬新な建築が千住作品の世界観と調和する。

 季節、天気、時刻の移ろいで絵の印象が変わるのも同館ならでは。決まった鑑賞ルートはなく、まるで森を散策するように、作品を自由に見てまわることができる。

住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉815
開館時間:9:30〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:火(ただし祝日、GW・7〜9月は開館)、冬期休館(12月26日〜2月末日)
料金:一般 1500円 / 高校生・大学生:1000円 / 中学生以下 無料

リヒター・ラウム

 2023年7月、軽井沢の森にオープンした「リヒター・ラウム(Richter Raum)」。約30年にわたりゲルハルト・リヒターやその作品を日本に紹介してきたワコウ・ワークス・オブ・アートが、リヒターの協力のもと作品を展示するためのスペースとしてつくられたものだ。

リヒター・ラウム 外観

 見どころといえば、ドイツのケルンにあるリヒターのアトリエを模した内装や、軽井沢のために制作された世界初の屋外彫刻作品《ストリップ・スカルプチャー・カルイザワ》だろう。4月25日からリヒターの新作・近作展「10 Drawings and 2 Collages」が開催され、ドローイングやコラージュの作品を見ることができる。来場にはオンライン事前予約が必要だが、ぜひ足を運んでおきたい場所のひとつだ。

住所:長野県軽井沢町軽井沢1323-1475 
開館時間:公式ウェブサイト 予約ページより確認 
休館日:公式ウェブサイト 予約ページより確認
料金:一般 1200円 / 大学生 800円 / 中高生 無料
※予約は1ヶ月前から可能。
※大学生は要学生証提示。
※中学生未満のお客様はご入場をご遠慮いただいております。

軽井沢ニューアートミュージアム

 軽井沢ニューアートミュージアムは、軽井沢本通りの商業施設として西森陸雄により設計され、未使用の状態だった建物を美術館に改装。2012年にオープンした。具体美術協会(具体)をはじめ、戦後日本の現代美術を中心に、世界で通用する作家を紹介する展覧会を開催。また、海外のアーティストも積極的に招き、国の垣根を感じさせないスタイルを提示。現代美術の新しい領域への挑戦的な企画展も行っている。美術館敷地内の「ジャン=ミシェル オトニエルの紅白の二連の立体作品《こころの門》(2014)と隈研吾による《風通る白樺と苔の教会〈チャペル〉》(2015)を鑑賞できるチャペルツアーも魅力的だ。

軽井沢ニューアートミュージアムの外観

 6月7日まで開催中の「つながる・ひろがる(越境・拡張する表現領域)」展は、ジャンルやメディアの境界が曖昧化する現代における表現のあり方に着目し、絵画、映像、写真、アニメ、AIなど多様な領域を横断する作品を紹介するもの。大竹伸朗アンディ・ウォーホルジャン=ミシェル・バスキアから初音ミクまで、時代や文化圏を越えた作家が並置されることで、芸術と大衆文化の関係や表現の拡張を可視化する。異なる時代・媒体が相互に響き合う構成を通じて、現代における創造のリアルな状況を体感的に提示する。

住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
開館時間:10:00~17:00 (7〜9月は〜18:00) ※2階企画展への入場は閉館30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌日)
料金:一般 2000円 / 高校生・大学生 1000円 / 小中学生 500円(ギャラリーへの入場は無料)

MMoP

 かつてのメルシャン軽井沢美術館の建物を中心に、衣食住と多様な写真表現を楽しむことができる複合施設が、MMoPだ。写真を中心とした展覧会を行っている御代田写真美術館のほか、古今東西の作家の作品を紹介する「gallery fumoto」、オリジナル家具やフォトのショップ「lagom」、自然に寄り添った庭づくりのアイデアを提案する「Studio Kyoryu Shop」のほか、ステーキハウス、フレンチ、カフェなどが集まり、近隣住民や旅行者から人気のスポットとなっている。

「浅間国際フォトフェスティバル2025 PHOTO MIYOTA」の様子

 また、ここを舞台に開催され、世界各地から集まった写真表現を楽しむことができるのが「浅間国際フォトフェスティバル」だ。屋外型の写真フェスティバルとして、御代田町の美しい自然のなかで、広大な敷地を活かした大型展示を楽しめるのが特徴だ。

住所:長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1

THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田

 2021年に御代田町に開業した新しいホテル「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」。その客室やレストラン、ラウンジなど様々なスペースには、10名のアーティストによる多彩な作品が展示されている。

THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田

 ホテル内のアートをコーディネートしたのは、東京・天王洲と六本木にスペースを構えるギャラリー、KOTARO NUKAGA。田窪恭治を中心に、ウジェーヌ・アジェ、ダレン・アーモンド、石塚元太良、磯谷博史、植松永次、田幡浩一、三嶋りつ惠、米田知子、マン・レイの10名による100点以上の作品や、縄文土器など合計200点以上の作品を見ることができる。

 なお、レストランのディナーは宿泊客以外でも利用が可能。ウェイティングギャラリーではアーモンド作品が、レストランではアジェや田窪の作品を楽しむことができるので、ぜひ特別な日に予約して楽しんでみてはいかがだろう。

住所:長野県北佐久郡御代田町大字塩野375番地723
電話番号:0267-31-5680(代表)