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EXHIBITIONS

2025年度申請展|Textile Nature & Cultural Studies #0

モノに学び、ものをつなぐ ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など ―

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 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで「モノに学び、ものをつなぐ ― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など ―」が開催されている。

 以下、藤井良子(京都市立芸術大学美術学部染織専攻准教授)による本展の展覧会ステートメントとなる。

「人は古代から、自然のなかの様々な素材から糸をつくり、時に染め、時に織り、物をかたちづくってきました。本展では、そのような博物染織品の保全修整研究家である梶谷宣子氏が、長年ニューヨーク・メトロポリタン美術館に勤務のかたわら、世界各地で調査・収集してきた染織素材資料を中心に、『染織博物学(Textile Nature & Cultural Studies )』という新たな研究分野の実践として、氏の資料とともに、学生による実習の記録や映像をあわせてご覧いただきます。『染織博物学』とは、繊維の種類、構造、質感、色など、糸や布そのものがもつ物理的特性や素材の成り立ち、その意味を多角的にとらえようとする営みです。それは、身近にある物の源へと私たちの目を向け、新たな気づきをもたらしてくれるでしょう。『モノ』からひろがる学びと、さらにつながる探求の始まりを、ぜひ会場でご体感ください」(展覧会ウェブサイトより)。