EXHIBITIONS
石塚源太「Absence」
アートコートギャラリーでは、石塚源太の個展「Absence」が開催される。
石塚は京都市立芸術大学で漆工を学び、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでの交換留学を経て、大学院修了後の2000年代後半より美術家として作品発表を開始。乾漆技法による有機的・流線的な抽象造形や、研ぎ出しで宇宙的な空間を表現した平面作品によって、漆特有の透明な「皮膜」と「つや」から喚起される知覚経験を主題に制作を続けている。
これまで、表面の「つや」によって漆の「皮膜」をいかに表現するかを追求してきた石塚だが、本展では、マットな塗りの光沢と穴の空いた新たな造形シリーズ「Membrane Spot」によって、内部の空洞を露わにし、「不在」を内包する「皮膜」の存在そのものを自身の漆表現の本質として考察する。さらに、現存する乾漆像などの一部分「残欠」に着想を得た半立体の壁掛け作品や、「Taxis Groove」シリーズの新作とあわせて、石塚の新たな挑戦を紹介する。
石塚は京都市立芸術大学で漆工を学び、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートでの交換留学を経て、大学院修了後の2000年代後半より美術家として作品発表を開始。乾漆技法による有機的・流線的な抽象造形や、研ぎ出しで宇宙的な空間を表現した平面作品によって、漆特有の透明な「皮膜」と「つや」から喚起される知覚経験を主題に制作を続けている。
これまで、表面の「つや」によって漆の「皮膜」をいかに表現するかを追求してきた石塚だが、本展では、マットな塗りの光沢と穴の空いた新たな造形シリーズ「Membrane Spot」によって、内部の空洞を露わにし、「不在」を内包する「皮膜」の存在そのものを自身の漆表現の本質として考察する。さらに、現存する乾漆像などの一部分「残欠」に着想を得た半立体の壁掛け作品や、「Taxis Groove」シリーズの新作とあわせて、石塚の新たな挑戦を紹介する。