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EXHIBITIONS

特別展

藤田嗣治 × 国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会

2025.06.14 - 08.17

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 兵庫県立美術館で、特別展「藤田嗣治 × 国吉康雄:二人のパラレル・キャリア―百年目の再会」が開催される。

 藤田嗣治は、東京美術学校卒業後26歳で単身フランスにわたり、1920年代「素晴らしき乳白色の下地」と称賛された独自の画風によって、エコール・ド・パリの寵児としてフランスでの名声を確立。国吉康雄は16歳で渡米、画才を認められて研鑽を積み、アメリカ具象絵画を代表する画家としての地位をきずいた。

 パリとニューヨークで活躍したふたりの画家は、25年と28年のパリ、30年のニューヨークで接点を持つが、太平洋戦争によりその関係性が破綻。終戦後、49年の10カ月を藤田はニューヨークで過ごすが、現地にいた国吉との再会は叶わなかった。本展では、日本とフランス、日本とアメリカ、二つの祖国を持ったふたりが、それぞれどのような自覚と視座のもと作品を生み出していったのか、通時的かつ共時的に作品を対比させて紹介する。