EXHIBITIONS

企画展

柚木沙弥郎 永遠のいま

2024.10.19 - 12.22

柚木沙弥郎 木もれ陽 2019年 松本市美術館蔵 画像提供:ギャラリーTOM

 岩手県立美術館で、企画展「柚木沙弥郎 永遠のいま」が開催される。

 柚木沙弥郎(1922〜2024)は戦後、職を得た大原美術館で柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢鮭介のもとで染色家としての道を歩みはじめた。90年代以降は、染色作品を主軸にしながらも、版画やコラージュ、絵本、立体作品など、ジャンルの垣根を超え、その創作世界を大きく広げた。

 本展では、柚木の長年にわたる多彩な活動を概観するとともに、初公開となる最晩年の仕事も紹介。また、ゆかりの深い国内外の各都市をテーマにした特別展示も行う。用の美を掲げる民藝を出発点に、100歳を超えてなお、人生を愛し、楽しんだ、柚木の75年にわたる創作活動の全貌を展覧する。