これは買いたい! 編集部が選ぶベストミュージアムグッズ(東京国立博物館編)

日本全国にあるミュージアムが販売するオリジナルのミュージアムグッズ。編集部がとくに気になるものを実際に購入。館ごとにピックアップしてご紹介する。

文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長)

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 日本を代表するミュージアムである東京・上野の東京国立博物館。同館は1872年、湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会からその歴史を歩み始めた、日本でもっとも長い歴史をもつ博物館だ。日本と東洋の美術および考古など様々な文化財に関して、収集・保存・修復・管理・展示・調査研究・教育普及事業などを行っている。敷地内には、本館、東洋館、平成館、表慶館、法隆寺宝物館などがあり、その所蔵品は約12万件に及ぶ。そのうち国宝89件、重文650件(2024年4月現在)という、質、量ともに日本随一のコレクションだ。東博では、平成館の特別展などで特設ショップが設けられることが多いが、やはり見るべきは本館1館にある常設ミュージアムショップ。膨大なグッズが並ぶラインナップのなかから、とくに編集部が注目したもの6点を紹介したい。

山本海苔店「海苔チップス」

 東博のミュージアムグッズはバリエーションが非常に多く、どれを買おうか迷ってしまいます。そこで今回は、お土産にも最適なお菓子を中心にピックアップしました。

 まず最初は、2枚の海苔で梅味の粒をサンドしたパリパリ食感の海苔チップス。チップス自体はもちろん美味しいのですが、なんといっても魅力的なのは、その入れ物たる缶。缶のデザインは尾形光琳《風神雷神図屏風》と酒井抱一《夏秋草図屏風》をモチーフにした2種類で、それぞれ鈍く輝く金と銀が豪華な雰囲気を醸し出しています。2缶セットでこの価格はお買い得ではないでしょうか?

税込価格:1728円