「体を成す からだをなす - FRAC Grand Large 収蔵作品セレクション展」(銀座メゾンエルメス ル・フォーラム)が開幕。フランスの現代アートを支えてきた公共コレクション
東京・銀座にある銀座メゾンエルメス ル・フォーラムで、グループ展「体を成す からだをなす - FRAC Grand Large 収蔵作品セレクション展が開幕した。会期は10月12日まで。

東京・銀座にある銀座メゾンエルメス ル・フォーラムで、グループ展「体を成す からだをなす - FRAC Grand Large 収蔵作品セレクション展が開幕した。会期は10月12日まで。
本展は、フランスのダンケルクにあるフランスの現代美術地域コレクションFRAC Grand Large(フラック・グラン・ラルジュ)が所蔵する作品を紹介するもの。銀座メゾンエルメス ル・フォーラムが、現代社会とアートの課題への取り組みとして、他機関との協働を通じたエコシステムを構想する試みを続けていることから実現した企画だ。
FRAC Grand Large ― Haut-de-Franceは、1982年に前身であるFRAC Nord ― Pas de Calais(フラック・ノール=パ・ド・カレ)の設立から現在までに、750名のアーティストやデザイナーによる2000点を超える公共コレクションを形成。同コレクションは、美術館やアートセンターと連携し、国境を越えたアートネットワークを構築してきたほか、学校や病院、刑務所など様々な施設で展覧会を行うなど、地域のハブとなる活動も推進している。
同コレクションは、メディア横断型の作品(絵画、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス)のほか、デザイン分野の作品も収集しており、作家に寄り添うことを大事なポリシーのひとつとしている。そのため現在は、存命中の作家の作品も意欲的にコレクションしている。