秋の京都を舞台に。「CURATION⇄FAIR Kyoto」が初開催へ
今秋、京都に新たなアートフェアが誕生する。西陣の大本山・妙顕寺を舞台に、古美術から現代美術、工芸までを横断する「CURATION⇄FAIR Kyoto」が11月15日〜18日の4日間に初開催される。

今秋、京都で初開催となる国際アートフェア「CURATION⇄FAIR Kyoto(キュレーション フェア京都)」の詳細が発表された。会期は11月15日〜18日の4日間。
同フェアは「工芸」と「近代洋画」を基軸に据え、これまで分断的に扱われてきた美術の領域を再接続し、日本独自の美意識と国際的な視座を往還させる試みだ。会場となるのは西陣の大本山・妙顕寺で、国内外約20軒のギャラリーが出展し、古美術から近代洋画、現代美術、工芸までを横断的に紹介・販売する。

出品予定作家には、藤田嗣治、梅原龍三郎、安井曾太郎、岸田劉生、佐伯祐三といった近代洋画の代表的作家に加え、吉原治良、白髪一雄、中西夏之、辰野登恵子など戦後美術の作家、さらに陶芸の黒田泰蔵や現代美術の豊嶋康子ら、多彩な顔ぶれが並ぶ。来場者は、美術評論家・清水穣によるテキストを手がかりに、各ギャラリーのプレゼンテーションの意図を読み解きながら作品を鑑賞できる。

