2025.10.23

空山基の自身最大の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」が開催決定

東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで、空山基による過去最大規模の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」が開催される。会期は2026年3月14日〜5月31日。

 東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで、アーティスト・空山基による過去最大規模の回顧展「SORAYAMA 光・透明・反射 -TOKYO-」が開催される。会期は2026年3月14日〜5月31日。

 空山基は、人体と機械の美を追求した作品で国内外からも高く評価されているアーティスト。1978年に初めて発表したロボット表現を源流とし、83年の同名書籍の刊行を通じてその名を知らしめた「セクシーロボット」シリーズでは、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現によって、その後のロボットメージ形成に大きな影響を与えた。

 1999年にはソニーが開発したエンターテイメントロボット「AIBO」のコンセプトデザイン、2001年には世界的ロックバンド・エアロスミスの「Just Push Play」(2001)のアルバムカバー、2018年にはキム・ジョーンズとディオール オムのコラボレーションを手がけている。また、2023年にはミュージシャンのザ・ウイークエンドやF1ドライバーのルイス・ハミルトンとのコラボレーションなども実現し、大きな話題となった。

 本展は、そんな空山の過去最大規模の回顧展となる。空山が1978年にウィスキーの広告のために最初に描いたロボット作品や、恐竜、ユニコーンなど幅広くロボット造形を追求した最新のキャンバス作品、デザインを手がけたAIBO(アイボ)の原画や、エアロスミスのアルバムジャケットとして知られる代表作品に加え、最新の彫刻作品、新作の映像インスタレーションも展示される。空山が半世紀にわたり追い求めてきた、光・透明・反射という表現の核を体感できる貴重な機会となる。