歴史と現代アートが交差する。「逆旅京都2」が京都10会場で開催中
国内外のアーティストやキュレーターを迎え、宿泊施設や公共空間を舞台に現代アートを展開する「Art Rhizome KYOTO 2025 逆旅京都2」が、京都市内10の会場で開催されている。会期は11月18日まで。

京都市とArt Rhizome KYOTO実行委員会が、市内10会場を舞台に現代アートイベント「Art Rhizome KYOTO 2025 逆旅京都2」を11月18日まで開催している。
昨年に続く2回目の開催となる本展は、宿泊施設や商業施設、公共空間など歴史と文化を体現する会場をつなぎ、インスタレーションや展示販売を行う。「逆旅」は「宿」を意味し、京都全体を多様な人・もの・出来事を迎え入れる“宿”に見立てたコンセプトとなっている。

企画の中心を担うのは、金澤韻+増井辰一郎(コダマシーン)、櫻岡聡(FINCH ARTS)、黃慕薇(gallery Unfold)の4名。さらに今年は特別ライターとして、バンコク・アート&カルチャー・センターのチーフキュレーターであるペンワディー・ノッパケット・マーノンが参加し、全会場と作品をつなぐ紀行文を執筆する。現代アートを通じた京都再発見のテキストとして、展示体験を補完する役割を果たす。