やましたあつこ個展「王国のベール」

　画家・やましたあつこの個展「王国のベール」が銀座 蔦屋書店のアートウォール・ギャラリーで開催される。会期は2月19日～3月11日。

　やましたは1993年生まれ、愛知県出身。2018年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業し、現在は東京を拠点に活動している。主な受賞歴に「シェル美術賞2018」藪前知子審査員賞、第4回CAF賞（2018）入選。作品は愛知県美術館にパブリックコレクションとして収蔵されている。

　やましたは、活動初期より「邪魔のない幸せを描きたい」と、一貫して自分の内生的な物語を描く柔らかなドローイング的筆致によって、私たちが生活のなかで直面する感情の複雑な動きを探究し続けてきた。

　本展では、近年展開している、和紙を支持体にした水彩によるシリーズの新作を展示。油彩とは異なる繊細な表現を展開するこのシリーズからなる本展は、やましたの一貫したテーマである「邪魔のない幸せ」を新しいかたちで鑑賞できる貴重な機会となる。

　なお作品は、銀座 蔦屋書店店頭およびアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」で販売される。