EXHIBITIONS
馮君藍「微塵聖像 DUST ICON」
Seisodo Studioで、馮君藍の作品展「微塵聖像 DUST ICON」が開催される。
本展では、馮君藍が教会の信徒や友人をモデルに、約20年にわたり撮影してきたポートレイトシリーズ「微塵聖像」の作品を紹介する。このシリーズは、2016年に中国で初めて発表されたもの。撮影は、台北・士林にある馮の教会を舞台とし、ニコンFM2と標準レンズ、反射板、遮光布、自然光といった簡素な装備によって行われている。
各ポートレートは聖書の物語をモチーフとし、聖書特有の人間観が表現されているという。それは、混沌とした霊長類としての人間でも、欲望に突き動かされる主体でもなく、また道具を使う文化的動物でもない。馮によれば、人間は光によって照らされた微粒子のような存在であり、物質的なものと霊的なものが混ざりあった存在であるとされる。
中国の画家・陳丹青はこの作品について「神の視点で人を見ることで、人のなかに神性を見出している」と評している。これに通じるかたちで、馮は「私たちがどう信じるかが、私たちが何を見るかを決定するのです」と語っている。
本展では、馮君藍が教会の信徒や友人をモデルに、約20年にわたり撮影してきたポートレイトシリーズ「微塵聖像」の作品を紹介する。このシリーズは、2016年に中国で初めて発表されたもの。撮影は、台北・士林にある馮の教会を舞台とし、ニコンFM2と標準レンズ、反射板、遮光布、自然光といった簡素な装備によって行われている。
各ポートレートは聖書の物語をモチーフとし、聖書特有の人間観が表現されているという。それは、混沌とした霊長類としての人間でも、欲望に突き動かされる主体でもなく、また道具を使う文化的動物でもない。馮によれば、人間は光によって照らされた微粒子のような存在であり、物質的なものと霊的なものが混ざりあった存在であるとされる。
中国の画家・陳丹青はこの作品について「神の視点で人を見ることで、人のなかに神性を見出している」と評している。これに通じるかたちで、馮は「私たちがどう信じるかが、私たちが何を見るかを決定するのです」と語っている。