EXHIBITIONS

ノマル35周年記念1 詩人と美術家とピアニスト

2024.10.28 - 11.16
 ギャラリーノマルで「ノマル35周年記念1 詩人と美術家とピアニスト」が開催される。

 これまでギャラリーノマルでの企画展への参加や、数回に渡る.es(ドットエス)との即興パフォーマンスをかさねてきた詩人であり美術評論家の建畠晢。建畠はこれまで、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナーを始め数々の国際展でのディレクションを歴任してきた。また全国の美術館での館長や美術大学での学長職を長年にわたり務めるいっぽう、1990年代より多くの詩作を発表。現在10冊近く出版されている詩集は、第35回高見順賞、第21回萩原朔太郎賞受賞など詩人としても高い評価を獲得している。

 本展では建畠との共同で、建畠がこれまでに発表してきた全詩集のなかより新旧の詩作17篇を厳選。その各1篇ずつをノマルにゆかりのある17名の美術作家がイメージソースとして、本展覧会のための新作を制作・発表する。また今展でのもう一つの目玉は、ノマル35周年の記念碑として、今回もちいられた詩と、その詩をもとに制作された作品のイメージを掲載した詩画集だ。同書に掲載する詩のなかから10篇を建畠が朗読し、音楽家、sara(.es)のピアノとの即興パフォーマンス音源をCDとして同書に同封。建畠自身も初めての体験という、詩・美術作品・音楽が一体となった、ノマル渾身のCDブックとして、展覧会にあわせて発行を予定している。