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小池一馬

Kazuma Koike

 小池一馬は1980年神奈川県生まれ。幼少期をアルゼンチン・ブエノスアイレス、高校時代をスペインのバルセロナで過ごす。2003年に日本大学藝術学部美術学科彫刻コースを卒業、現在は大阪を拠点に、古代の神仏像や植物をモチーフとしたセラミック彫刻や水彩ドローイング、ペインティングを制作している。「架空の古代遺物」をテーマに、異なる場所・時代に由来する遺物のイメージを組み合わせた作品は、どこにも属さない独特の浮遊感をまとう。19年にAISHONANZUKA(香港)で開催された個展「Solo Show」」では、セラミック彫刻と水彩ドローイングとともに、植物や日用品などを巧みに組み込んだインスタレーションを発表。セラミック彫刻は展覧会開催前に完売するなど、アジアを中心としたアートコレクターから高い支持を得た。主な展覧会に、個展「RE: Focus vol. 3」 (TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2018)、 「江之子島芸術の日々2017-他の方法-」 (大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]ほか、2017)、「ART OSAKA 2016」(ホテルグランヴィア大阪)など。